ニコン NIKKOR Z 85mm f/1.8 S 発表 こだわりのボケ味と収差を抑えた高い結像性能
ニコンが、Zマウント用 大口径中望遠単焦点レンズ「NIKKOR Z 85mm f/1.8 S」を正式発表しました。こだわりのボケ味に収差を抑えた高い結像性能を実現したポートレートレンズの模様。予約開始 2019年8月2日(金)、発売予定日 2019年9月5日(木)、希望小売価格 116,640円(税込)となっています。
NIKKOR Z 85mm f/1.8 S 基本スペック
- 型式 : ニコン Zマウント
- 焦点距離 : 85mm
- 最大口径比 : 1:1.8
- レンズ構成 : 8群12枚(EDレンズ2枚、ナノクリスタルコートあり)
- 画角 : FX 28° 30′ / DX 18° 50′
- ピント合わせ : マルチフォーカス方式、IF(インターナルフォーカス)方式
- 最短撮影距離 : 80cm
- 最大撮影倍率 : 0.12倍
- 絞り羽根枚数 : 9枚(円形絞り)
- 絞り方式 : 電磁絞りによる自動絞り
- 最大絞り : f/1.8
- 最小絞り : f/16
- フィルターサイズ : 67mm
- サイズ : 75mm × 99mm
- 質量 : 470g
- 付属品 : レンズキャップ67mm LC-67B、裏ぶた LF-N1、バヨネットフード HB-91、レンズケース CL-C1
- 防塵・防滴に配慮した設計
製品特長
- Z マウントのメリットを最大限に活かし、魅力的なボケ味を実現した焦点距離85mmの大口径中望遠単焦点レンズ
- マルチフォーカス方式の採用により高い結像性能を実現
- 従来の開放F値1.8の中望遠単焦点レンズのイメージを一新する描写力で静止画・動画の表現がさらに豊かに
レンズ構成図・MTF曲線 ※ニコンによるMTF解説「MTF曲線とは」
ポートレート撮影において好まれる焦点距離のレンズだけに、ボケ味とピント面のシャープネスにこだわった大口径中望遠単焦点レンズに仕上がっている模様。ピント面から遠ざかるにつれてなだらかに変化するボケ味を実現し、収差もかなり制御しているそうで特にEDレンズ2枚を採用する事により " 軸上色収差 " を効果的に補正していると製品ページに掲載しています。
ポートレート撮影において周辺減光を味として捉えるか、必要ないモノとして考えるか撮り手の好みが分かれると思いますが、この手のレンズでよく見かける周辺減光を改善しており " 豊かな周辺光量 " と表現。あとZ6/Z7は " 瞳AF " を採用しているので、このレンズの登場を心待ちにしていたZユーザーさんは多いのではないでしょうか。サンプル画像も6枚公開されています。
サジタルコマフレアを効果的に抑制し、絞り開放から得られる高い点像再現性を実現しているそうで、 夜景撮影などの使用も考慮したレンズに仕上がっている模様。完全な防塵防滴仕様ではありませんが、随所にシーリングを施し、防塵・防滴に配慮した設計となっています。