Nikon 1 V2 は、V1の弱点をきっちり改良しているミラーレス機
CNET Asia が、ニコンのミラーレス機 Nikon 1 V2のレビューとサンプル画像を掲載しています。Nikon 1 V2 は、V1の弱点をきっちり改良している機種であると評価しています。
- Nikon1 V2は、V1の後継機でありいくつかの改良が施されている機種である
- 新型 1425万画素センサーと描画エンジン EXPEED 3Aに加えて、グリップ、モードダイヤル、内蔵フラッシュが組み込まれた
- グリップが採用されたことにより持ち易く、その恩恵でボディもより軽く感じる
- モードダイヤルが上面に用意され、V1の不満のひとつを払拭している
- コマンドダイヤルとフィーチャーボタンでダイレクト設定で使い勝手が増して、写真愛好家も満足できる仕様である
- AFは、高速かつ正確で満足度が高い
- 135点アドバンストハイブリッドAFシステムの恩恵も大きく、顔認識のレスポンスも良好
- 画質自体は、パンチの効いた色味で、ディテールも豊かで、日中であればヌケの良い描画だ
- …が、夕方が近づいてきたり、部屋の中で撮影すると、かなりシャッタースピードが低下するようだ
- 高速連射も10コマ/秒から15コマ/秒に引き上げられている
- 電子シャッターでは、60fpsまで速度が向上している
- ISO400までは最高品質を維持している
- ISO800から少しノイズが出始めて、ISO3200でディテールの飽和が始まる
- ISO6400は、常用外でこの感度で撮影しないことをお勧めする
- 同じ1インチセンサーを搭載しているソニー サイバーショット RX100とISO3200で画質を比較してみたのだが、一見V2の方が綺麗に見えるが、ノイズをRX100より抑えている分、RX100よりディテールを失っていることが分かる
- V2はきっちりV1の弱点を克服している機種で、既存のニコンユーザーもサブ機としてもお勧めである
今回のV2は内蔵フラッシュがとグリップが採用されて、インパクトあるボディ・デザインが目に飛び込んでくる新機種ですが、中身はニコンらしくきっちり強化してきているみたいですね♪ モードダイヤルやコマンドダイヤルとフィーチャーボタンで、デジタル一眼(レフ)に近い操作感になったことは、個人的に大きい気がします。
あと気になったのは、V1の時に露出の低いシーンがあまり得意ではなく、V2もこのレビューではこの点に関して劇的に進化しているようではなさそうですね…^^;AF動作については記載されていませんが、この辺も気になります。
元記事には、V2とRX100のISO3200比較画像が掲載されていますが、ノイズを消して綺麗な画質を残すか、ノイズを多少残してでもディテールを保持するのか、この辺はメーカーの方向性やユーザーの要望が反映されているような気がします。