ニコン 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR は、プロ仕様レンズと比べなければバランスの良いレンズ
Photography Blog が、ニコンのFXフォーマットズームレンズ AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR のレビューとサンプル画像を掲載しています。小型軽量化されていて性能的にも使い回しが良いズームレンズだが、プロ仕様レンズと比べると描画は劣ると評価しています。
- 24-85mm F3.5-4.5は、インナーフォーカスでSWM(超音波モーター)で静粛性に優れたAFを達成し、EDレンズ1枚・非球面レンズ3枚を含む11群16枚のレンズ構成のズームレンズ
- 撮影最短距離はズーム全域38cm
- 465gで他のプロ仕様の標準ズームレンズと比べると小型軽量に造られていてD600に装着するとバランスが良い
- レンズボディの仕上がりは、従来のニッコールレンズと同じ印象
- ズームリングは固すぎず緩過ぎず丁度良い
- レンズ内手振れ補正(VR)は、4段分の効き目あり
- 防塵防滴でないのが残念だが、必要最低限のシールドはされている
- AFは速いが、爆速ではない
- だが、コンティニュアスAFで動体を追いかけるとそのAFの良さに驚くことだろう
- 24mmでは、樽型歪曲は顕著に現れる
- …が、35mmを超えると急速に樽型歪曲は収束する
- …が、50mmを超えると今度は、糸巻き型歪曲が現れる
- 幸いにもこの歪みは、後処理で簡単に修正できるレベルである
- 色収差に関しては過剰ではないが、開放で撮影するとエッジに沿って紫や青縞が見て取れる
- 中央部分はF4以降シャープで、F11まで高いシャープ感を維持している
- F16～22は、回折によりシャープ感は低下するが使用可能なレベル
- エッジのシャープ感は、F8～16がピークに感じる
- 24-85mm F3.5-4.5は、フルサイズユーザーでプロ仕様の高価なレンズの購入をためらうユーザーの為の手ごろな価格の標準ズームレンズである
- 超広角風景写真からポートレートまで幅広い用途で使えるレンズだが、プロ仕様レンズと比べると描画品質は落ちる
- ボケ味は、やや神経質で気になるユーザーがいるかもしれない
- でも手ごろな価格で、使い回しの良い焦点距離にレンズの大きさ、手振れ補正なども組み込まれてバランスの良いレンズだ
- まあ最高の画質を求めると、このレンズに不満が出てくるかもしれない
AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VRは、ニコンのエントリークラス・フルサイズ機 D600のキットレンズとして採用されている標準ズームレンズですが、プロ仕様のレンズと比べると描画品質は落ちるのはあたりまえの話かと。
逆にD600と一緒にフルサイズ・デビューするなら価格・使い勝手とバランスのとれた標準ズームレンズではないでしょうか♪ 安いといっても希望小売価格 76,650円なので、やっぱりフルサイズ用レンズは高く感じます…w
あとはネットに掲載されているユーザーレビューを参考にしたり、実際に店頭で触って確かめるのが良いかもしれませんね。自分はフルサイズ・ユーザーではありませんけど、フルサイズ・デビューするなら単焦点レンズでフルサイズ・デビューするのも良いな～と思っています。