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ニコン D600 の絞り羽根がきっちり閉じない事例が出てきているらしい

Peta Pixel が、ニコン D600の絞り羽根がきっちり閉じない事例(不具合?)が出てきていると報告しています。元ネタは、BorrowLensesとのこと。正常に動作する絞り値より2段分閉じない現象で、白トビする可能性があるそうです。

ニコン D600 の絞り羽根
  • BorrowLensesが、ニコン D600の絞り羽根が閉じ切らない問題を発見した
  • 上の画像を見て欲しい、2台のD600が並んでいるが、向かって左側は問題がないが、右側には欠陥が生じていることが分かるだろう
  • 両機とも絞り値は、F8にしている
  • 同じ絞り値なのに問題のあるD600は、正常機と比べて2段分開口しているのである
  • BorrowLensesが手元にある4台のD600をチェックしてみたところ、2台にこの絞り羽根の不具合が見つかった
  • すでに発売されて数ヶ月このD600をレンタルしてきて、借りたユーザーに被害が出たかどうかも不明だし、ニコン側の問題かどうかも不明である
  • もしあなたがD600で撮影して、絞りの割りに白トビが多発する場合は、この奇妙な絞り羽根の問題が原因かもしれない

海外ではセンサーのダスト問題でちょっと祭り状態になっているD600ですが、今度は絞り羽根問題の情報が入ってきました。結構カメラの不具合って元々設計・製造上の問題なのかどうか見極めるのが難しいのも確かですよね…^^;

ニコン D600 の絞り羽根問題検証写真

BorrowLensesの元記事を見に行くと、ニコンD600とキヤノン EOS 6D を使用した夜景撮影でこの絞り羽根による露出問題の検証をしています。上の写真は、両機を同じ設定で撮影したサンプル画像で、向かって左側がEOS 6Dで撮影した夜景、向かって右側がD600で撮影した夜景で、D600で撮影した方が露出が明るくなっていることが分かります。

ちなみにEOS 6D の設定がF4 30秒、D600の設定がF8 30秒で同じぐらいの露出になったそうです。BorrowLensesの元記事には詳しい検証がされていて最初はEOS 6Dの方に問題があると思っていたが、検証してみたらD600の方に問題が見つかったとのこと。