ホーム > カメラニュース 2016 > オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO 発表

オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO 発表

オリンパスが、超望遠PROレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO を正式発表しました。オリンパス交換レンズ初となるレンズ内手振れ補正機構をを採用し、ボディ内手振れ補正機構と連動した " シンクロ5軸手振れ補正機構 (6段分の効果 ) " を実現しています。加えて新レンズコーティング " Z Coating Nano " を採用しゴースト、フレアを大幅に低減し、ヌケの良いクリアな描写を味わう事の出来るレンズに仕上がっている模様です。

2016年2月下旬発売予定、希望小売価格 370,000円(税込 399,600円)とのこと。

オリンパス 300mm F4.0 PRO

オリンパス株式会社(社長:笹 宏行)は、「マイクロフォーサーズシステム規格」に準拠、手ぶれ補正機構を搭載し、小型軽量・防塵防滴性能による圧倒的な機動性をもつプロユースの高性能超望遠レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」(35mm判換算600mm相当)を2016年2月下旬から発売します。

「OM-D E-M1 ファームウェアVer. 4.0/E-M5 Mark II ファームウェアVer. 2.0」への装着で可能になる、世界最強の補正性能6段の新技術「5軸シンクロ手ぶれ補正」により、超望遠レンズの手持ち撮影を実現します。 本レンズは高い光学性能と防塵防滴性能、堅牢性を有し、どんな状況下でも常に高画質を提供する「M.ZUIKO PRO」カテゴリーに加わる超望遠の単焦点レンズです。オリンパスの交換レンズでは初めてレンズ内に手ぶれ補正機構を搭載。「OM-D E-M1 ファームウェアVer. 4.0/E-M5 Mark II ファームウェアVer. 2.0」のボディー内手ぶれ補正機構とレンズ内手ぶれ補正機構を協調させて補正効果を拡大する新技術「5軸シンクロ手ぶれ補正」を開発し、世界最強6段の補正性能を実現しました。本レンズの小型軽量・防塵防滴の圧倒的な機動性と「5軸シンクロ手ぶれ補正」により、今まで難しかった超望遠レンズの手持ち撮影が可能になります。野生の鳥や動物、スポーツ、乗り物などの撮影で、超望遠レンズの新しい世界を広げます。

また絞り開放から優れた光学性能を実現し、高性能レンズと評価の高いZUIKO DIGITALシリーズのスーパーハイグレードレンズを上回る解像力を誇ります。専用テレコンバーター「M.ZUIKO DIGITAL 1.4x Teleconverter MC-14」と組み合わせて、35mm判換算840mm相当のコンパクトな高解像超望遠レンズとして使用できます。※プレスリリースより

M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROの基本的なスペックは…

  • 焦点距離 : 300mm (35mm換算 600mm)
  • レンズ構成 : 10群17枚(スーパーEDレンズ3枚、HRレンズ3枚、E-HRレンズ1枚)
  • 防滴処理 : 防塵防滴機構
  • 画角 : 4.1°
  • 最短撮影距離 : 1.4m
  • 最大撮影倍率 : 0.24倍(35mm判換算0.48倍相当)
  • 最近接撮影範囲 : 72.1 × 54.2mm
  • 絞り羽枚数 : 9枚(円形絞り)
  • 最大口径比 : F4
  • 最小口径比 : F22
  • レンズ内手ぶれ補正機構 : あり(VCM機構)
  • 手ぶれ補正性能 : 5軸シンクロ手ぶれ補正時 6段、レンズ手ぶれ補正時 4段
  • フィルターサイズ : 77mm
  • サイズ : 92.5 × 280mm(フード使用時) 92.5 × 227mm(フード収納時)
  • 質量 : 1,270g (三脚座除く)

以前から開発発表されていた 300mm F4.0 PRO がやっと正式発表されました。開発発表時は " レンズ内手振れ補正機 (IS) " は採用されていませんでしたが、製品版では採用されていて、この " シンクロ5軸手振れ補正機構 " が実際どのくらいの仕上がりなのか気になるところです。手持ち撮りでどこまでいけるのか興味津々です。

5軸シンクロ手ぶれ補正解説動画も公開し、分かりやすくどのような仕組みで動作するのか解説しています。オフィシャルを見ると " オリンパス史上最高レベルの解像力 " と謳っていて、3枚のスーパーEDレンズ / HRレンズ / E-HRレンズを採用しそれを実現しているようです。

これまでオリンパスは、" ZEROコーティング " をレンズに施してきましたが、今回このレンズには新レンズコーティング " Z Coating Nano " を施しているいるポイントも見逃せません。AF性能もこれまでのM.ZUIKOレンズ同様に静音高速AFを実現している模様です。 現時点でサンプル画像は、10枚公開しています。