オリンパス 中期経営計画(16CSP)を発表 さらにスペシャリストモデル強化を明言
オリンパスが、OLYMPUS Investor Day 2017を開催し中期経営計画(16CSP)を発表しました。映像事業の今後の取り込みは、プロ・ハイアマユーザー顧客層拡大のための製品開発強化し収益性の高いOM-D シリーズ、PROレンズの拡販を事を発表し「黒字化構造を磐石なものにし、”Business to Specialistモデル”の推進を強化」すると明言しています。
映像配信も行っていて、スライド18/78あたりから映像事業に関するプレゼンを行っています。プレゼンターは、オリンパス株式会社 代表取締役社長執行役員 笹宏行氏。
戦略課題 選択と集中、市場縮小への備え
- 映像事業は7期ぶり営業利益を計上する事ができた
- 市場が縮小しても安定した利益を創出できる体質を目指す
- 開発から製造、営業・マーケティング、在庫の管理まで至るすべてのサプライ・チェーンにおいて構造改革に取り組んできた成果が数値となって表れている ※プレゼン映像より
戦略課題 オリンパスらしさの明確化と徹底
- 注力するミラーレスカメラ フラッグシップ機 OM-D E-M1 Mark IIがカメラグランプリ 2017において大賞を受賞した
- 同時に M.ZUIKO 12-100mm F4.0 IS PRO がレンズ賞を受賞するなど、スペシャリストにフォーカスした高付加価値製品が市場において極めて高い評価を得ている
- 今後も " 高付加価値ミラーレスカメラ " や " レンズ " の開発に注力し、スペシャリストを中心とした領域において、確固たるポジションを築き上げていきたい ※プレゼン映像より
戦略課題 16CSP目標達成に向けた今後の取り組み
- 収益性の高いOM-D シリーズ、PROレンズの拡販
- プロ・ハイアマユーザー顧客層拡大のための製品開発強化
- 費用効率の向上
- 在庫リスク極小化、製造原価低減の継続的な推進
先日OM-Dシリーズのエントリー機 OM-D E-M10 Mark IIIが発表されたばかりですが、今後もOM-DシリーズとPROレンズを中心に新製品が期待できる内容となっています。PROレンズに関しては、すでに 12mm F1.2 PRO / 17mm F1.2 PRO / 45mm F1.2 PRO の発表が期待され、ハイエンドズームレンズの発表も噂されているので、2017年後半から2018年に掛けて力の入った新製品が登場してくるのではないでしょうか。
2018年はニコンやキヤノンからフルサイズ・ミラーレス機の登場が期待されていて、オリンパスやパナソニックは今後もマイクロフォーサーズ規格のみで展開していくのか個人的に気になるところです。