ソニーが、オリンパス株をすべて売却へ 業務提携・協力関係は維持
オリンパスが自己株式の買い付け実施を発表し、ソニーが保有するオリンパス株すべて売却する事を発表しました。業務提携・協力関係は維持する模様。
ソニーは、オリンパスの自己株式の買付け応募する事を決定したとプレスリリースに以下の事を明らかにしています。
本買付けへの応募の背景
当社とオリンパス社は、2012年に医療事業及びカメラ事業における協業を目的として、業務・資本提携契約を締結しました。また、2013年には業務提携の一環として、医療事業に関する合弁会社であるソニー・オリンパスメディカルソリューションズ株式会社(以下、SOMED)を設立し、発展に努めてまいりました。 当社は、引き続きメディカル事業に長期的視点で積極的に取り組んでまいりますが、両社の協業体制の構築という当初の出資目的が既に達成されていることに加え、当社としての上場株式の保有意義を総合的に検討した結果、本応募を決定したものです。なお、資本関係の有無にかかわらず、今後も引き続き、SOMEDの運営を含め、オリンパス社との業務提携・協力関係を維持・継続してまいります。※オリンパス株式会社が実施する自己株式の買付けへの応募に関するお知らせ(PDF)より
オリンパスのプレスリリース(PDF)には、ソニーからオリンパス株売却を売却する意向がある連絡を受け、自己株式を取得する事にした趣旨を掲載。こちらも " 業務提携 " を継続していく事を明言しています。オリンパスが傾いた時に医療事業とカメラ事業における業務・資本提携でしたが、医療事業を中心とした業務提携の印象が強く、(民生)カメラ事業で大きな動きはありませんでした。
カメラ市場は縮小を続けていて、カメラ事業再編も含めてオリンパスがソニー Eマウント陣営に入るのも良いかな~と個人的に思っていたのですが、オリンパスはフルサイズミラーレス市場に参入せずマイクロフォーサーズで行く事を宣言、今回ソニーがオリンパス株売却を決定し今後の展開に注目です。