オリンパス「ライブNDはNDフィルターの併用が可能」「今後の進化ポイント」
オリンパスが、CP+2020 期間限定 特別動画 OM-D E-M1 Mark III ライブND 開発者 インタビュー動画をYouTubeに公開しました。個人的に興味深かったポイントをピックアップ。
NDフィルターを装着できないレンズでもスローシャッター撮影を楽しむ事が出来る
- スローシャッター撮影時 NDフィルターを脱着する手間が省ける
- ライブND機能をボタンに割り当てれば機能のON/OFFが可能になり、ボタンを押しながらダイヤルを回す事によりND段数を切り替える事が出来る
- LVシミュレーションをONにする事でスローシャッター効果を撮影前に確認可能
- 「M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」や「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」のようなNDフィルターを装着できないレンズでもスローシャッター撮影を楽しむ事ができる
上記のように「ライブND」を使うメリットを挙げています。特に風景写真や夜の街中でスローシャッター撮影を多用する方にとってオリンパスの「ライブND」は興味深い機能と言えるのではないでしょうか。あとレンズのフィルター径も気にしなくて良いのは便利かも。
ライブNDは、NDフィルターとの併用が可能
「OM-D E-M1X」「OM-D E-M1 Mark II」ユーザーさんならご存じの方は多いと思いますが、ライブND機能はNDフィルターとの併用が可能でさらなるスローシャッター撮影が可能とのこと。ライブND32 + ND16 の組み合わせで撮影した " ND500 " 相当の画像も紹介。すでに所有しているNDフィルターが無駄にならず、ライブNDとの組み合わせで楽しむのも良いかもしれません。
ライブNDは、独自のアルゴリズムで実現している
将来的に手ブレ補正でスローシャッター撮影が出来るようになるのではないか?というのが開発のきっかけだったそうです。単に連写した画像を重ねている訳ではなく、既存の機能を応用するだけではNDフィルターと同じ描写を得る事が出来ず、ライブND専用のアルゴリズムを開発し実現したそうです。
ライブND 今後の進化ポイント
「自然風景写真だけではなく、スナップ写真でも使ってもらえるようライブNDを訴求してきたい。」と語っているので、さらに手ブレ補正機能が強化されれば手持ち撮影で「ライブND」を楽しめるようになるのではないでしょうか。それを裏付けるように「カメラだけで撮影出来る表現の範囲をさらに広げていきたい。」ともコメント。
すでにOM-D E-M1Xユーザーから「もっと明るいシーンでライブNDを使いたい」とフィードバックを得ている事も明かしています。現時点でN2~ND32まで5段階の表現を可能にしている「ライブND」ですが、将来的にさらに段数が増えていくかもしれません。