オリンパス 75mm F1.8 は、新しい基準を感じさせるシャープ感と柔らかでクリーミーなボケ味を併せ持つレンズ
オリンパス (最強の)愛好家のひとり ロビン・ウォンさんが自身のブログ「simply ROBIN」でオリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 のレビューとサンプル画像を掲載しています。新しい基準が必要に感じるぐらいのシャープ・解像感と、とても柔らかでクリーミーなボケ味を実現しているレンズとのこと。ただし、ストリート写真には最適なレンズではないと結論付けています。
- オリンパス・マレーシアから、この75mm F1.8 と OM-D E-M5 を貸与され子供のようにテンションが上がった
- OM-D E-M5に外付けグリップを装着するとこのレンズのバランスは良くなり持ち易くなる
- 最初の慣れの問題かもしれないが、ストリートスナップでは通常の感覚とは違い、感覚よりも後ろに下がって構図を合わせる必要がある
- 遠くから被写体を撮影すのが好きな人以外は、ストリート撮影に最適ではないレンズかもしれない
- 被写体と対峙する事によってドラマやストーリーが生まれるものが、このレンズではそれを無視して道の反対側からでも撮影出来てしまうのである
- 街に1本だけ持ち出すレンズとして、この75mm F1.8を選ぶのは最良ではない
- ボケ味は、45mm F1.8でも達成できない域に達している
- F8までは、バランスの良い描画を維持している
- このレンズのボケ味に興味を持っている人は多いと思うが、ボケはとても滑らかでクリーミーで感銘を受けるほどの仕上がりだ
- シャープのさらなる上のシャープ感を味わえるレンズで、解像感・シャープ感の新たな基準のベンチマークが必要と思えるくらいだ
- コントラストも秀逸で曇りの日や日陰でもコントラストは浅くなる事なく常に安定したコントラストを達成している
- AFも安定していて合焦も速く正確である (シングルオートフォーカスを使用)
- プロ機と呼ばれるAFと対抗できるレベルに達していると思う (ただしポートレートや静物に対して)
レンズ自体の評価は他のレビューサイトと同じように高評価でしたけど、このレンズをどう使うのかという選択肢の考え方を認識させてくれるレビュー記事かもしれませんね♪
ロビンさんのブログを見るとストリートスナップでもストリート・ポートレートが占める割合も多くて、被写体と接することによるストーリーやドラマ、その場所の空気を感じる作品が多いので、この75mm F1.8は彼にとっては、長めな焦点距離に感じるレンズなのかもしれません。
オリンパスはこのレンズをポートレート・レンズと位置付けていますが、それ以外で使う時「どのシーンに使うのがベストなんだろう…」ってちょっと躊躇してしまいそうな焦点距離なのも確か…でもこの焦点距離で自分なりの世界を探すのも楽しみなる1本なのかもしれませんね。