オリンパス 60mm F2.8 マクロは素晴らしいレンズだが、50mm F2.0 を超えていない
PekkaPotkaが、オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro のレビューとサンプル画像を掲載しています。60mm F2.8 マクロは、シャープでコントラストも良好でAFも速く50mmマクロを超えている箇所があるものの、比べるとコーナーの描写弱く、F値もF8.0で回折現象が出始めるので、50mm マクロを超えていないと辛口評価しています。
- ED 60mm F2.8 Macroは、1:1撮影が可能で、19cm~無限大の撮影距離を保持しながらシャープでコントラストが良好な防塵防滴マクロレンズである
- オールラウンドレンズとして50mm F2.0 を超えたレンズを期待したが、すべての点で超えたレンズではなかった
- しかし、良いところの方がたくさんあるマクロレンズであることは確か
- AFは速く、切れ味あるシャープ感も良好
- 歪みやフリンジに悩まされるような事はなく、色収差もLightroomであれば一発で補正できる
- レンズの中央部分は素晴らしく50mmマクロと同等の描写で、50mmマクロよりもコントラスは良好
- ただしコーナー付近の解像度が、50mmマクロと比べて落ちるのだ…
- ポートレートでは問題ないが、レンガの壁を撮ったり風景撮影では気になる箇所である
- …と書いてきたが、60mm F2.8は凄いレンズであることは間違いなく、粗探しする方が難しいレンズなのである
何気にちょっと辛口レビューですが、どうやらマクロ撮影はそれほどせず、基本的にはストリートスナップだったり風景撮りでマクロレンズを使う前提で話しているっぽいので、通常のマクロレンズとしての評価とはまた違った見方かもしれませんね♪ この記事のようにプロの方は譲れないこだわりというものがあると思うので。
この切れ味とコントラストの良さは50mmマクロに負けていないと思うし、何よりもAFの速度と精度は60mm F2.8の方が数段上ですからね♪ 個人的には、マクロレンズで風景やレンガの壁とかをメインで撮ることも無いので(ストリートスナップで使うと思いますが)、コーナーが若干弱い事よりも、AFの速度と精度が上な方がポイント高いかも…w
50mmマクロはフォーサーズの名レンズですし憧れのレンズですから否定する気はさらさらありませんが、50mmマクロは等倍撮影出来ないし、円形絞りじゃないから丸ボケしないのでマクロレンズとしてのマイナス点も兼ね備えているレンズかと。
自分は元祖フォーサーズに固執することなく、あっさりマイクロフォーサーズに引っ越したくちなので、この60mm F2.8 Macroに満足しています♪