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オリンパスが、インテレクチュアル・ベンチャーズと特許訴訟で和解 ニコンとキヤノンはどう出る?

米国で特許訴訟中だったオリンパスと特許ファンド会社インテレクチュアル・ベンチャーズが和解しました。インテレクチュアル・ベンチャーズは、カメラ業界の2大巨頭ニコンとキヤン相手にも特許訴訟中です。

インテレクチュアル・ベンチャーズ社の日本語ニュースによると…

  • インテレクチュアル・ベンチャーズがオリンパスと和解した
  • オリンパスは、50以上の技術分野において40,000件近い知的財産(IP)を含む、IVの広範な特許ポートフォリオのライセンス供与を受けることに合意した
  • 「今回のライセンス契約により、オリンパスは大手デジタルカメラ企業としては初めて、インテレクチュアル・ベンチャーズの顧客となる

インテレクチュアル・ベンチャーズという会社名は普段のニュースでは滅多に出てこない会社だと思いますが、特許を買い集めてロイヤリティーで収益を得る会社で、最近は訴訟にでて和解しライセンス契約をしていく戦略のようです。なので、パテント・トロールと呼ばれ自ら生産せずに特許権だけで金を奪っていく会社と揶揄されることもあるそうです…^^; いや~オリンパスがいくら支払ったのか気になりますね…w

米国だからこそ成り立つビジネスだな~と思いきや、実はこのインテレクチュアル・ベンチャーズ社はすでに日本上陸しており、日本国内においても企業や大学などから特許を買い取ったりしているとかいないとか。日本国内の特許も徐々にアメリカナイズされていくのでしょうか。

企業からしてみれば悩みどころかもしれませんが、開発者や発明者にとっては心強い存在かもしれませんね。

オリンパスは和解の道を選び顧客となった訳ですが、petapixelによるとインテレクチュアル・ベンチャーズ社はニコンとキヤノンにも同様の特許訴訟を繰り広げていて、両社は和解の道を選ぶのか、徹底的に法廷で闘うのか気になるところです。