パナライカ 200mm F2.8は、高機能かつ撮る喜びがある超望遠単焦点レンズ
ePHOTOzineが、パナソニックの超望遠単焦点 ライカDGレンズ LEICA DG ELMARIT 200mm F2.8 POWER O.I.S. | H-ES200 レビューとサンプル画像を掲載しました。パナライカ 200mm F2.8は、高機能で光学性能が高く、付属するテレコンバーター 1.4xも有益で、撮る喜びがあるレンズであると評価しています。
パナライカ 200mm F2.8の長所は…
- 素晴らしいシャープネス
- 低いレベルに制御された色収差(CA)
- フレア無し
- 高速AFと最短撮影距離
- 素晴らしい(美しい)デザインと設計が施されている
- 非常に使い易いテレコンバーター
- 卓越したOIS ※レビュー記事を読む限りDual i.S.2の事を指していると思われます
- 防塵防滴-10℃耐低温仕様
- (超望遠レンズとして)コンパクトに仕上がっている
パナライカ 200mm F2.8の短所は…
- 価格設定 ※希望小売価格 420,000円(税抜)
5つ星満点を獲得し " エディターズ・チョイス " に選出されています。非常に使い易いテレコンバーター(1.4x)が付属し、卓越したマイクロフォーサーズ用 望遠レンズに仕上がっているポイントを選出理由に挙げています。
パナライカ 200mm F2.8 POWER OISは、高機能で非常に使い易いテレコンバーターが付属し、可能性を広げる素晴らしいレンズであると評価しています。価格設定の高さは指摘していますが、フルサイズ用超望遠レンズはさらに高価で、このレンズはパナソニック G6のような画素数がそれほど多くないカメラでも満足がいく撮影が可能で、使用する喜びがあるレンズであると結論付けています。
MTFチャートを掲載していて…
- 中央部 … F2.8~F11まで素晴らしく、F16は非常に良好、F22は回折現象でパフォーマンスが落ちるが良好な標準レベルを保っている
- 周辺部 … F2.8は非常に良好、F4~F11まで素晴らしく、F16で非常に良好、F22~F32はソフト描写
- テレコンバーター 1.4x 装着時 中央部 … F4~F8まで素晴らしく、F11~F16が非常に良好、F22は良好
- テレコンバーター 1.4x 装着時 周辺部 … F4~F5.6が良好、F8~F11が非常に良好、F16が良好、F22~F32までソフト描写
テレコンバーター 1.4x 装着時のMTFチャートも掲載し、これはすべてにおいてかなり良いと判断しています。実際に掲載されているMTFチャートを見てみると、F4~F8あたりがピークである事が確認できます。テレコンバーターを装着すると、周辺部はやや落ちますが、中央部は高いレベルを粘り強く維持している事が分かります。
色収差(CA)チャートも掲載し、非常に良く制御しているとのこと。中央部は0.5px以下を維持し、テレコンバーター 1.4xを装着すると特に周辺部分の数値が上がる傾向にありますが、0.5px前後を維持していて、どちらもこれ以上補正を掛ける必要はないと判断しています。
歪曲は、+0.22% 糸巻型歪曲が存在し、テレコンバーター 1.4xを装着すると -0.45% 樽型歪曲があるそうです。双方とも直線に近い数値で歪曲に気付かれ難いとしながらも、さらに厳密な直線を求める時は画像編集ソフトでさらなる補正が可能であると掲載。
フレアは問題になる事は無く、ボケ味はグラデーションのある滑らかさを評価しています。6段分の効果があるOISシステム(Dual I.S.2)は評価をしながらも、動体を撮影する時はOFFにする事を勧めています。