DxOMarkが、パナソニック LUMIX S1R センサースコアを公開
DxOMarkが、パナソニック LUMIX DC-S1R センサースコアとレビューを掲載しました。競合機である「ソニー α7R III」「ニコン Z7」と全体的に同等のスコアで、総合スコア " 100ポイント " を叩き出しています。
パナソニック LUMIX S1R センサースコア
- 総合スコア : 100ポイント
- 色深度 : 26.4bits
- ダイナミックレンジ : 14.1Evs
- ISO高感度耐性 : 3525ISO
総合スコア " 100ポイント " でDxOMarkデータベース上最高の結果を叩き出したセンサーの1つであると賞賛しています。長所は色深度で " 26.4bits " は、フルサイズセンサーの中で2番目に良いスコアとのこと。この色深度スコアは、歴代総合スコア1位「ハッセルブラッド X1D-50c」の色深度よりも良いスコアの模様。※X1D-50c 色深度スコア : 26.2bits
ダイナミックレンジも " 14.1Evs " と非常に良好であるとしながらも、このクラスの競合機と比べると数値的に下回っている事を指摘。※ソニー α7R III 14.7Evs、ニコン Z7 14.6Evs
色深度とダイナミックレンジのスコアが高い分、高画素センサーでもISO感度耐性スコアが " 3250ISO " に向上しており、高画素で素晴らしい色感度、ISO感度耐性、特に低ISO時のダイナミックレンジの組み合わせは、スタジオ・建築物・風景・ポートレートなど様々なジャンルの作品作りに非常に魅力的な提案になり得ると評価しています。
総合スコア歴代ランキング パナソニック S1R 競合機の順位 ※2019年5月7日現在
- パナソニック LUMIX S1R … 3位
- ニコン D850 … 4位
- ソニー α7R III … 5位
- ニコン Z7 … 6位
「パナソニック S1R」「ソニー α7R III」「ニコン Z7」と比較していて、全体的なパフォーマンスは同等レベルであると評していますが、ISO感度耐性だけはわずかな違いがあるとのこと。
パナソニック S1R 搭載センサー特性
- ベースISOにおける色感度は、ニコン D850とZ7に近い
- 色感度は、ハッセルブラッド X1Dとペンタックス 645Zを上回る
- ISO感度耐性は、ニコンD850とZ7を上回りソニー α7R IIIと同等
- 色深度・色感度は、ソニー 7R IIIとニコン Z7を上回る
- ダイナミックレンジは、全体的に見れば良いのだが、部分的に見ていくとソニー 7R IIIとニコン Z7にわずかに差をつけられている ※元記事はニコン Z7と比較した記述あり
結論
パナソニック LUMIX S1Rが搭載する4730万画素CMOSセンサーは、最高クラスのソニー α7R IIIそしてニコン Z7に挑むセンサーであり、全体的にほぼ同等の性能を発揮していると評価しています。高画素でありながら低ノイズ、そして非凡な色感度を実現し、その組み合わせは、最も要求が厳しいスタジオ・フォトグラファーに魅力的であるとS1Rの仕上がり具合を解説。競争力ある価格もオールラウンド・カメラを探している熱心なアマチュア・フォトグラファーにも強くアピールする事だろうとコメントしています。