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パナソニック「GH5後継機を検討中 乞うご期待」「S1H後継機はさらに上へ」「S5は集大成」

Cine Dが、パナソニック「LUMIX S5」発表に連動して山根洋介氏 日本語インタビュー動画を公開しました。発表されたばかりの「S5」だけでなく、SシリーズやMFTの今後の方向性などを語った興味深いインタビューとなっています。

個人的に興味深かったポイントをピックアップしてみようかと。ピックアップはしませんでしたが、序盤の「G100」が好調の話や、COVID-19の影響による変化、新たな使い方、パナソニックのとしての取り組み、そしてカメラ文化にも触れています。

「LUMIX S5」は、満を持して投入した技術・商品を含めた集大成

  • 「S5」は、静止画と動画を駆使しながら自らの撮影表現にこだわるアマチュアからプロまで幅広いクリエイターの方々をターゲットとしている
  • 静止画であれば高感度・ハイレゾ撮影機能、動画であれば4K60pだけでなく編集に強い10bit記録、14+ダイナミックレンジなどのパフォーマンスを兼ね備えたモノにしている
  • 撮影表現に徹底的にこだわりながらもコンパクトで手頃な価格で幅広いユーザーに向けて、我々が満を持してお送りする商品になると考えている
  • 何度も言うが「S5」は、我々が満を持して、これまでの技術・商品を含めた集大成
  • 是非色んな人にお使いいただいて、その良さを体感いただけたら有難い
  • よろしくお願いします

「S1」はプロをターゲットとして、堅牢性をはじめ静止画ではワンランク上の手ブレ補正・ファインダー・シャッターなどこだわり抜いており、幅広いユーザーをターゲットとする「S5」とは少々ターゲットユーザーが異なる事も語っています。ただ動画仕様に関しては「S1」と「S5」が被るので一部共食い(カニバリゼーション)するかもしれないが、この2つの製品でターゲートユーザーが広がると考えている事もコメント。

「S5」は、これまで培ってきた放熱技術・低消費電力技術などを駆使し小型サイズを実現

  • 「S5」は、「S1H」や「S1H」などで培ってきた技術・低消費電力などを駆使しながらスモールサイズを実現している

先日某メーカーの某8Kフルサイズミラーレス機の熱問題が話題になりましたが、パナソニックは熱問題に関しては以前から信頼性重視で取り組んでいる事が伺える内容に。「S5」の連続撮影時間は…

  • フルHD … 時間制限なし
  • 4K 30p/24p 8bit … 時間制限なし
  • 4K 60p … 30分
  • 4K 10bit … 30分

…となっています。あとカメラ内の温度が上昇した場合、自動で撮影が停止する場合があると製品ページに注意書きを掲載。「S5」は、Log撮影をサポートしており、14+ストップ V-Log/V-Gamutに対応する事により豊かな階調を実現している事を謳っています。

「S1H 後継機」もうワンランク上を考えていている

  • 「S1H 後継機」の検討はもちろん進めている
  • 「S1H 後継機」の動画性能については、もうワンランク上を考えていて、技術的な難易度はさらに高くなっていくと考えている
  • 放熱技術の技術開発は継続的に行っており、この技術を展開し魅力ある商品に仕上げていけたらと考えている

動画の解像度だけでなく、データの情報量が多いフォーマットの要望も高いだけに、熱問題対策が重要になってくる事が伺えます。「S1H」はファンを内蔵する事で信頼性と安定性を実現していますが、次世代機がどのように仕上がってくるのか楽しみです。

「S5」は、サイズ・快適さ・使い易さなど目指し開発

  • 「S5」は、サイズ・快適さ・使い易さなど目指し開発してきた
  • さらに小型で手頃な価格で動画も静止画もハイパフォーマンスを実現した機種になっている
  • 早く多くの方々に体験いただきたいと思っている

「S1シリーズ」は、プロ仕様だけに大きく重い機種ですが、今回の「S5」は「GH5」「G9」相当のボディサイズを実現しているので、個人的に実際の撮影フィールに興味津々です。

「20-60mm」をはじめF1.8単焦点レンズも踏み込んだ価格にする

  • クリエイターのニーズは多岐にわたっており、より多くのクリエイターに使っていただくためにレンズもお客様に提供し易い価格で充実させていく必要があると考えている
  • そのために「20-60mm」に関しては、価格的にもかなり踏み込んだ値付けにしている
  • 「S5」の発表に合わせて、Lマウント 単焦点レンズのロードマップを発表したが、これらのレンズも多くのクリエイターの方々にお使い頂ける価格を目指して開発していきたいと思っている

パナソニックはLマウントレンズロードマップ更新し、「24mm F1.8」「35mm F1.8」「50mm F1.8」「85mm F1.8」を予定しており、このレンズ群も「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」のように購入し易い価格設定でいく事が予想されます。

「GH5 後継機」は検討中でご期待いただけたらと思います

  • 「GH5」を投入してから3年半近く経過したが、今でも「GH5」をお求めるなる方は数多くいらっしゃる
  • これはマイクロフォーサーズのフォーマットサイズで撮影するクリエイターがまだたくさん居る事なのかなと私自身は思っている
  • 何度もお伝えしているが、我々は幅広いクリエイターの要求に応えるべくフルフレームはもちろんマイクロフォーサーズまで商品開発をこれからも進めて行きたい
  • GHカメラの後継機種ですが、もちろん検討の方は進めており是非ご期待いただけたらなと思う

いつごろ「GH5 後継機」が登場するのか言及はありませんでしたが、検討中(開発中)である事が伺え、ユーザーの期待に応える機種に仕上げてきそうなコメントとなっています。

8Kは市場の広がりとタイミング

  • オリンピックを8Kで撮影する躍動感は、計り知れないと思っている
  • 8Kの期待、私自身は持っている
  • 残念ながら東京オリンピックは遅れてしまったが、時期は遅れても8Kの時代は来ると信じている
  • 現在8Kの市場性と将来性を模索しており、市場ニーズが拡大する将来に向けて技術開発については引き続き進めて行きたいと思っている
  • 8Kの市場ニーズは、3年前に思った時よりも遅れている
  • お客様のニーズをしっかり掴みながらタイミングを見逃さずに投入していきたいと思っている

パナソニックとソニーは、民生機において急いで " 8K " 市場に参入しておらず、8K市場の広がりと投入するタイミングを見定めている感じでしょうか。8Kは、東京五輪よりも北京冬季五輪2022が主戦場になるのではないでしょうか。

「S5」は国内でも本日9月3日10:00に正式発表され、2020年9月25日(金)発売予定、月産台数は1500台とのこと。(1000台を超えています) マップカメラの売り出し価格(税込)は…

  • S5 ボディ … 247,500円
  • S5 レンズキット … 261,000円
  • バッテリーグリップ DMW-BGS5 … 34,452円
  • バッテリーチャージャー DMW-BTC15 … 12,850円
  • バッテリーパック DMW-BLK22 … 8,395円
  • DCカプラー DMW-DCC17 … 3,940円

個人的に「S5」は良い感じにまとまっている印象で、実際にAF(DFD)がどのくらい進化したのか気になるところ。「S5」発売を機に購入し易い交換レンズ群も登場する予定で、選択肢としてシグマもLマウントレンズもあるので来年以降Lマウントアライアンスは充実してくるのではないでしょうか。