RICOH THETA 4K化、ミラーレス機を検討中だが優先順位はデジタル一眼レフ
Pentaxforumsが、フォトキナ 2016 ペンタックス インタビュー記事を掲載しました。フォトキナでは主要製品の発表やレンズロードマップの更新もなかったリコーイメージングですが、RICOH THETA 4K化をはじめ、デジタル一眼レフの優先度は高いものの選択肢のひとつとしてミラーレスも検討していると今後の展開について語っています。
- ペンタックス K-1は好調で、デジタル一眼レフとRICOH THETAシステムに注力していく
- RICOH THETAは、360°イメージングを先駆者でありリーダーでありたい
- RICOH THETAユーザーから4K化やHDRそしてライブストリーミングなどの要望がある事は分かっていて、お客様の意見を聞き、そに応えるべく検討中であるが、詳細な計画を明らかにする事はできない
- デジタル一眼レフにおいて4K動画撮影機能を採用する必要性は認識しているが、我々はビデオメーカーではないので静止画の優先順位が高く、何よりもプレミアムカメラをお届けしたいと考えている
- SR(ボディ内手ぶれ補正機構 SR II)は先進的な機能であると確信している
- ユーザーが動画に対応したSRに興味を示し始めているが、現時点で動画に対応させるか決めていない
- ペンタックス K-3やK-50などがKAF4をサポートするかどうかは答えられない
- ペンタックス Qラインは継続していく予定で、Q-S1は現行モデルであるが、現時点で新型機がないのでフォトキナではQシステムを展示しなかった
- 例に挙げると富士フイルムが中判ミラーレス機を発表し、ミラーレス市場は拡大しつつあり、プレミアムカメラ戦略上ペンタックスの真の価値を見直す必要がある
- ミラーレスに参入すると答えている訳ではなく、選択肢のひとつとして検討しており、デジタル一眼レフの優先順位が揺らぐことはない
ペンタックス Qはフォトキナ 2016では展示しなかった模様。続けていくとコメントしていますが後継機を投入するとまでは言及していません。個人的には、前向きにも後ろ向きにもどちらとも取れるコメントに感じました。あと " プレミアム " という言葉が何度か登場し、プレミアムな画質・プレミアムな機種を目指して開発している事が伺えます。
フォトキナ 2016では新型 RICOH THETAの発表が期待されていましたが、発表される事はありませんでした。しかし今回のインタビュー記事では、決定事項ではないものの新型機の事を語っているので遠くない未来に登場しそうな気配です。
以前ペンタックス K-01というAPS-Cセンサー搭載ミラーレス機が存在しましたが、APS-Cセンサーもしくはフルサイズセンサーを搭載したミラーレス機が登場するのかどうか気になるところ。すでに何度か新型ミラーレス機の噂は登場済みです。