DxOMarkが、シグマ 85mm F1.4 | Art レンズスコアを公開 Otusを上回る
DxOMarkが、シグマ 85mm F1.4 DG HSM | Art レンズスコアとレビューを掲載しました。総合スコアでツァイス Otus 85mm F1.4 を上回った模様。ニコン D810ベースで " 2ポイント " 上回っています。タイトルには " 新たなベンチマーク " との文言が。
- 総合スコア : 50ポイント
- シャープネス/解像度 : 36P-Mpix
- 透過率 : 1.7TStop
- 歪曲 : 0%
- 周辺減光 : -1.4EV
- 色収差 : 2μm
今回テストした シグマ 85mm F1.4 Art はニコン用で総合スコア " 50ポイント " を叩き出し、ツァイス Otus 85mm/55mm や Milvus 85mm を上回りDxOMarkがテストしてきたレンズの中で最高のパフォーマンスを実現しているフルサイズ対応85mmレンズであるとのこと。上記のスクリーンショットは、Otus 85mmと比較していますが、数値的にわずかにシグマ 85mmが上回っている事が確認できます。
非常に高いシャープネスを実現していて、かつ均一なシャ―プネスの模様。通常このような大口径レンズで実現するには苦労をともなうそうです。シャープネスは、F2～F4でピークに達し、F5.6で最高光学性能を引き出し、D810でF8まで絞ると回折現象がわずかに出現するとのこと。
現代的な85mmレンズは歪曲が問題になる事はなくシグマ 85mmは " 0% " を実現しています。加えて倍率収差も非常に引きレベル制御している事にも触れています。欠点があるとすれば周辺減光とのこと。
DxOMarkは、Otus 85mmとの比較は避けて、シグマ 旧85mm、ニコン 85mm、Milvus 85mmと比較しています。価格的にOtus 85mmを比較対象から外した模様。何気にニッコールレンズをディスっている印象。各チャートも掲載されているので、詳細に確認可能となっています。
シグマ Artレンズは素晴らしい光学性能を発揮するフルサイズ対応レンズで、この85mm最新レンズも最高のレンズに仕上がっていると評価しています。85mmは競合レンズも多く高価格帯のレンズも多いですが、妥当(リーズナブル)な価格設定と感じているそうです。