CP+2019 シグマ 山木社長「Foveon フルサイズセンサー開発が遅れ発売は2020年」
CP+2019 シグマ 山木社長 ステージイベント「Lマウントシステムについて」の模様をMac OtakaraがYouTubeに公開しました。Foveon フルサイズセンサーの開発が遅れていて、Lマウント Foveon フルサイズミラーレス機の発売は、2020年になりそうです。
Lマウントアライアンス フォトキナ2018発表時のおさらい
- FoveonセンサーLマウントカメラを2019年に発売
- SAマウントカメラの開発中止
- SAマウントレンズの開発は当面継続
- SA/EF-L マウントアダプターを2019年に発売 … CP+2019で「SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21」を展示
- Lマウントレンズを2019年から発売開始 … 今年の半ばぐらいから発売していく
- Lマウントへのマウント交換サービスを2019年から
Lマウント Foven フルサイズミラーレス機 開発の遅れ
- Lマウント Foveonセンサー搭載カメラを今年発売する発表をしたが、残念ながらセンサーの開発が遅れていて、今のところカメラの開発が今年間に合わない
- 2020年の発売にさせていただきたい
- 多くの方にご期待の声をいただいているのは十分承知し、一生懸命準備してきたが初めてのフルサイズセンサーという事もあって開発が遅れている
- しっかりした良いカメラを用意してみなさんにお届けしたいと思うので、あともう少しお待ちしていただきたい
Foven フルサイズセンサーの概要
- センサーサイズ : 36mm x 24mm
- Foven X3 1:1:1 テクノロジー … Quattroセンサーは1:1:4であるが、当社のオリジナルである " 1:1:1 " の構造に戻る
- ピクセル数 : 5,520x3,680x3=60.9M … 約2000万画素x3層で、ピクセルピッチはあまり細かくせずに割とゆったりしたピクセル数にしリッチなデータを得られるようなカメラとセンサーを開発している
- これぞシグマのフルサイズ機だとお客様の期待に応えられるようなモノを造っていきたいと思う
Foveon センサーの色の特長
- これまでFoveonセンサーは、高精細で解像度が高く他のカメラとは違う質感・立体感が撮れる事が特長である事が良く言われていたが、もう1つの特長として " 色 " の特長がある
- 色のグラデーションが出易いカメラを造っていきたい
Foven と TSI SEMICONDUCTORS
- Foveonセンサーを開発しているのは当社の子会社 Foveonで、いわゆるファブレス企業で開発はするけれど工場は持っていない
- 今回このセンサーに関しては新たに " TSI SEMICONDUCTORS " と業務提携し量産化の準備を進めている
- TSI SEMICONDUCTORSは、Foveonと同じカリフォルニアにある企業
現在の開発状況
- FoveonセンサーLマウントカメラを2020年に発売 ※2020年に変更
- 「SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21」は、現在時期・価格は未定しているが、春には発売したい、価格はまだ決定していないが " MC-11 " とほぼ同じ価格帯にしようと考えている
- Lマウントレンズは11本開発発表を行ったが…
- 2019年 初秋 … 35mm F1.4 / 50mm F1.4 / 85mm F1.4
- 2019年 秋 … 14mm F1.8 / 20mm F1.4 / 24mm F1.4 / 135mm F1.8
- 2019年 年末ぐらいまでに … 28mm F1.4 / 40mm F1.4 / 105mm F1.4 / 70mm F2.8 Macro
- 2020年以降 … APS-C用 16mm F1.4 DC / 30mm F1.4 DC / 56mm F1.4 DC
- …の発売を予定している
- Lマウントへのマウント交換サービスは、Lマウントレンズが発売された製品からサービス開始
現行SAマウントユーザーに対し「SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21」と「Lマウントへのマウント交換サービス」に関して価格はの負担を軽減すべく安い価格で提供したいと語っています。