シグマ RF/Zマウントレンズ 当分登場する事はない?
写真家 田中希美男氏が自身のブログで、シグマによるRF/Zマウントレンズは、大人の事情や開発リソースなどの複雑な問題で当分やる事はないだろう掲載しています。あくまでも推測と前置きしながらも " 大人の事情 " がブレーキとなっている模様。
- 大人の事情
- 開発リソース
以下は私個人の雑談になります。
シグマは、現在Lマウント カメラ&レンズの立ち上げ中で、来年はFoveonセンサー搭載 Lマウント フルサイズミラーレス機の投入を予定し、ミラーレス専用設計のLマウント・Eマウントレンズ開発にも注力しているので、限りある開発リソースを集中させている事は想像に難くないのではないでしょうか。
あとRFマウント/Zマウントはオープン規格ではなくリバースエンジニアリングが必要で、Lマウント / Eマウント / RFマウント / Zマウント 4マウント展開にするにしても市場縮小が叫ばれている中、種類が増え1マウントあたりの生産量は少なくなる事が予想され(Eマウントは別として)、効率が悪く生産コストが高くなってしまう可能性も。
やはり " 大人の事情 " が何なのか気になるところ。メーカー間の事情で投入できない何かがあるのか、シェア的な事なのか、設計・生産コスト的な事なのか色々想像してしまいます。シグマとキヤノン・ニコンの関係性は分かりませんが、カメラメーカー純正レンズの設計にサードパーティ製メーカーが絡んでいたり、生産を請け負っている事もあります。
CP+2020 (2月27日~3月1日)で山木社長がトークステージ(基調講演)で何を語るのから今から楽しみにしている方は多いのではないでしょうか。CP+関連セミナー・イベントでシグマは、「上級エンジニアによるパネルディスカッション : ミラーレスがもたらしたもの」に参加し、有料技術セミナーになりますが「SIGMA fpの放熱機構」を開催予定です。CP+でシグマが今後の方向性を示唆する事に期待。あと会場で " Foveonセンサー搭載 Lマウント フルサイズミラーレス機 " がタッチ&トライできるところまで開発が進んでいれば良いですよね~。
今回の田中氏の記事には、標準ズームレンズにおける最短撮影距離にまつわる興味深い話が掲載されています。