ホーム > カメラニュース 2020 > シグマ山木社長「現状はLマウントとEマウントに注力していくのが当社の方針」

シグマ山木社長「現状はLマウントとEマウントに注力していくのが当社の方針」

シグマが、ミラーレス専用設計 大口径単焦点レンズ「85mm F1.4 DG DN | Art」を正式発表しました。国内向けにLIVE配信した新製品プレゼンテーションの中で山木社長が、当面LマウントとEマウントに注力していく方針である事を明らかにしました。

プレゼン動画は埋め込みで再生が出来ない設定になっているので、クリックしてYouTube上で観ていただければ幸いです。

プレゼン後、LIVE配信時のコメント欄からいつくかの質問に山木社長が答えていて…

他のマウントについて

他のマウントについては…ちょっと答え辛い。色々検討しているが、現状では " Lマウント " と " Eマウント " で発売します。ここに注力していくのが当社の方針です。

前半は「85mm F1.4 DG DN」のマウント展開について語っていますが、最後のコメントで " Lマウント " と " Eマウント " に注力していくのが当社の方針と明言していて、当面は " RFマウント " や " Zマウント " 用の交換レンズはシグマから投入される事はなさそうな感じです。

あとミラーレスレンズ中心の製品展開になる事も示唆していて…

他の焦点距離もどんどん開発していきます。これから当社は基本的にミラーレス フルフレーム用のレンズを主軸にして開発していく予定。なるべく一眼レフでラインアップしたもの、あるいはそれには無いようなモノをラインアップしていく予定。ミラーレスならではのレンズをラインアップしていく予定。「85mm F1.4 DG DN」だけでなく他の焦点距離もラインアップしていく予定。

レンズの仕様についてもデクリック機能や幅広のフォーカスリングを採用する事により動画撮影にも配慮しており、動画撮るユーザーの皆さんにも使って頂きたいと製品造りの姿勢も語っています。

85mm F1.4 DG DN | Art ※キャッチコピー その常識を超えていく

シグマ
  • 発売日 : 2020年8月27日(木)
  • 希望小売価格 : 120,000円+税
  • 対応マウント : Lマウント / Eマウント

上記のプレゼン動画で山木社長が「85mm F1.4 DG DN」の特長を分かり易く解説しています。光学性能は従来のシグマ85mmレンズよりも向上しており、高屈折率ガラス/SLDガラス/非球面レンズをふんだんに採用。光学性能向上に3つの理由を挙げていて…

シグマ
シグマ
  • カメラ内補正 (周辺光量とディストーション)
  • 大口径絞りユニット
  • 光学設計者とメカ設計者の長年のパートナーシップ

収差に関しては光学で徹底的に制御している事も語っています。このレンズを担当した光学設計者とメカ設計者が長年のコンビ的な話も披露。ゴーストフレアのシミュレーションも徹底的に行い、光路図も公開しなだらかでスムースな光を実現している模様です。

シグマ
シグマ

AFに関しては新規のメカユニットを採用し高速AFを実現しているとのこと。製造コストは上がるもののデクリック機能も搭載し動画撮影に配慮しておりシグマならではのミラーレスレンズに仕上がっている事が伺えます。