ソニー サイバーショット RX100 III は、説得力のあるカメラ
DxOMarkが、1インチセンサーを搭載したハイエンドコンパクト機 ソニー サイバーショット RX100 III のレビューとセンサースコアを掲載しています。センサー自体は前機種 RX100 IIと大きな差はないようですが、それでもこのカテゴリーのカメラの中でトップを維持しているコンパクト機で、説得力のあるカメラであると評価しています。
- (1インチ) 2010万画素センサーを搭載したソニー サイバーショット RX100 IIIの総合スコアは " 67 " と全体的に良いスコアなのだ
- コンパクトカメラの中では、色深度(color depth)が " 22.4bits " そしてダイナミックレンジ(dynamic range)が " 12.3 Evs " でかなり高いスコアを叩き出している1台である
- ISO高感度耐性(Low-Light ISO)は、1インチセンサーとして妥当なスコア
- RX100 IIIよりも小型の1/1.7インチセンサーを搭載しているニコン COOLPIX P7800とキヤノン PowerShot G16比べてみると、1インチセンサーは一般的なコンパクトデジタルカメラが採用しているセンサーよりもスコア的にリードしているのが分かる
- 総合スコアは " 13ポイント " リードしているし、色再現性は両機よりも " +2/3段 " 良好で、ダイナミックレンジは " +2/3段 " 広いのだ
- そしてRX100 IIと比べてみると、あまり大きな差がない事が分かる
- ISO高感度耐性が " +1/3段 " 改善したぐらいで、今回RX100 III 発表時に新型センサーを採用したとのソニーの告知がなかったのも事実
- RX100 II と RX100 IIIは、同じセンサーを搭載している事が、今回のテストで導き出されたのだ
- 製品名 RX100 III が示す通り、前機種/前々機種と比べて大きな進化はない機種かもしれないが、このクラスのカメラの中では最高のカメラであり続けているカメラである
- ズームレンズの倍率が低いと思うユーザーがいるかもしれないが、24mmスタートの大口径レンズで、動画品質も高く、現時点で市場にあるこの手のカメラの中で、間違いなく説得力のあるカメラだと言えるのではないだろか
ざっくり抜き出すとこんな感じでしょうか。どうやらセンサーは、前機種 RX100 IIと同じセンサーのようですが、やはり今回 RX100 IIIの特長は、新ツァイスレンズ バリオ ゾナーT 24-70mm F1.8-2.8の採用、そしてボディサイズをほぼ変えることなく、ポップアップEVF、ポップアップフラッシュ、チルト可動式液晶パネルを実現しているところにあるのではないでしょうか。