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ソニー α7 シリーズは、再生プラスチック 使用率20%のエコカメラ

ソニーが、" ソニーの「ECO」 | 特集 | いま明かされる、α7シリーズの環境配慮 " という特集ページを公開しているのですが、その中で Eマウント フルサイズ α7 シリーズの外装筐体には再生プラスチックを採用し今後の製品への環境配慮の布石でもあるカメラだと告知しています。

ソニー α7

ソニーでは以前より、幅広い製品カテゴリーで再生プラスチックの導入を推進し、デジタルカメラにおいてもさまざまな部品に積極的に採用してきた。その方針はα7でも変わらない。α7では「どの部品なら再生プラスチックを使用できるか」可能性を探り続けたと構造設計を担当した久松が語った。

「たとえば、小さな部品に使ってもインパクトはありません。これまでの製品導入によって再生プラスチックに関する我々の技術も進化していたし、その集大成としても再生プラスチック使用の最大化を目指したかったのです」 そこで久松たちが着目したのが、ボディ前面に広がるフロントカバーだ。従来は、材料としての剛性が高いプラスチックなどを使用していたが、α7では設計構造の工夫によって、再生プラスチックを外装筐体に導入できないだろうか。その大胆な発想のもと、開発に取り組んでいった。

ソニー α7 シリーズ 外装プラスチック

α7に採用されている再生プラスチック部品は、液晶の枠、リヤカバー、電池蓋、フロントカバーとのこと。フロントカバーは、再生プラスチックを採用するにあたって剛性の確保が課題で、ステンレスの板金を使用したハイブリッド構造で剛性を十分にクリアしているそうです。

「α7で得た技術や経験が、次の導入への可能性を広げますから」と語っているので、環境に配慮した取り組みが反映した新製品が今後も登場してきそうな感じです。

α7シリーズはタイ工場で製造されていて、" 工場全体の消費エネルギー20%削減 " という目標を掲げ実践しているトピックも掲載されていて興味深い内容となっています。