ソニーが、裏面照射型 グローバルシャッター搭載 積層型CMOSイメージセンサー技術を開発
ソニーが、裏面照射型画素構造のグローバルシャッター機能を搭載した積層型CMOSイメージセンサー技術 " Pregius S(プレジウス エス)" の開発に成功した事を発表しました。
プレスリリースを見る限り産業用のセンサーの模様。これまで表面照射型のグローバルシャター搭載 産業用センサーは存在しましたが、今回ソニーの強みである " 裏面照射型 " を採用する事により感度耐性が高く、積層構造を採用する事により小型化を実現しているとのこと。
撮像性能 ※1200万画素表面照射型CMOSイメージセンサーと比較
- 画素数 約1.7倍
- 量子効率(Peak QE) +20%
- 飽和信号量(単位面積当たり) +44%
- ダイナミックレンジ +12%
- 光入射角依存特性(入射角20°の光に対する感度) 約2倍
- 高速性(出力データレート) 約2.4倍
今のところ様々な産業機器や高度道路交通システムなどへの採用に向けて商品開発を進め、2019年夏にサンプル出荷する予定となっています。
すでに産業のセンサーはグローバルシャッターを搭載しているモノが多い状態ですが、やはり民生カメラにいつ搭載されるのか注目している方は多いのではないでしょうか。ちなみに発表が待たれるソニー α7S IIIは " 革新的なセンサー " が搭載され秋に発表されるのではないか?と噂されていますが、今回の " Pregius S " 技術が採用されているのだろうかと色々想像してしまいます。