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ソニー Q3決算 (2023年10月~12月) 発表 カメラとレンズは事業拡大継続を示唆

ソニーが、2023年度 第3四半期 決算 (2023年10月~12月) 発表を行いました。カメラ事業に関してはほぼ想定通りの実績でQ4以降も新製品の導入などにより引き続き事業拡大を務める事を示唆しています。

ET&S分野

ソニーのカメラ事業はエンタテインメント・テクノロジー&サービス分野(ET&S分野)の中の1つの事業であり、他にテレビ事業、オーディオ・ビデオ事業、スマートフォン事業及びインターネ ット関連サービス事業なども含みます。

ET&S分野 実績 ※2023年10月~12月

  • 売上高 … 7,357億円 (前年同期比 -2%)
  • 営業利益 … 772億円 (前年同期比 -5%)

ET&S分野全体では、前年同期比で売上高も営業利益も少し下回っておりテレビの販売台数減少を原因の1つに挙げています。スピーチ原稿の方でカメラ事業に関して少し触れているの見てみましょう。

中国市場では、テレビの需要が⼤きく落ち込んだ⼀⽅で、デジタルカメラは想定を上回る需要に⽀えられ、全体でほぼ想定通りの実績となりました。

第4四半期では、テレビについては、年末商戦期の結果も踏まえてもう⼀段の在庫圧縮と費⽤ 抑制を進める⼀⽅で、デジタルカメラと交換レンズについては、新製品の市場導⼊などにより、 引き続き事業拡⼤に努めます。※スピーチ原稿より

カメラ事業に関して順調に推移している事が伺えるプレゼンテーションになっています。早ければCP+2024 (2月22日~25日) に向けて新製品が発表されるのではないでしょうか。

カメラ売上高

カメラ売上高 ※スチルカメラ&ビデオカメラ

  • Q1 2023年4月~6月 … 1,618億7,400万円
  • Q2 2023年7月~9月 … 1,592億300万円
  • Q3 2023年10月~12月 … 1,886億900万円

補足資料の方にスチルカメラとビデオカメラを合わせた売上高が掲載されています。百万円単位となっているので一般的な表記すると上記のような感じに。ちなみにカメラ市場において10月~12月は一番収益が期待できる期間。ちなみに前年度のQ1-Q3よりも今年度の売上高の方が好調である事が伺えます。