ソニーが、SLT機初のフルサイズ機 α99 を正式発表
ソニーが、待望のSLT機初のフルサイズ機 α99を正式発表しました。新型2400万画素センサー、デュアルAFシステムなど新技術がてんこ盛りで、Aマウントのフラッグシップらしい仕上がりとなっています。発売日は2012年10月26日で、予想価格は30万円前後とみられています。
- 102点の多点像面位相差AFセンサー埋め込んだ、本機専用に新規開発した2430万画素CMOSフルサイズセンサーを搭載
- 「高集光プロセス技術」により、さらなる高感度・低ノイズ化を実現
- 「多点分離光学ローパスフィルター」により、モアレ・偽色低減しながら、高い解像感を実現
- 画像処理エンジンには“α99”用に最適化された新開発「BIONZ」を搭載
- クロスセンサーを11点配置した19点の高速・高精度位相差AFセンサーと、イメージセンサー上に埋め込んだ102点の多点像面位相差AFセンサーの両AFシステムの同時駆動を実現
- AFレンジコントロールにより背景ヌケや前景の邪魔な物体にピントが合うことを防ぎます
- 先進の視野率100％のXGA有機ELビューファインダー“XGA OLED Tru-Finder”を搭載
- 「3軸チルト液晶モニター」は、どんな撮影スタイルでも無理なく撮影から画像確認までが行えるフレキシビリティーの高い可動式液晶モニターには、92.1万ドットの高精細「エクストラファイン液晶」を採用
- 35mmフルサイズCMOSイメージセンサーを搭載しながら搭載世界最軽量ボディを実現
- 防塵・防滴に配慮した設計
- 約20万回にもおよぶレリーズテストをクリアした高耐久性の新開発シャッターユニットを採用
ソニー α99 の基本的なスペックは…
- 撮像素子 : 35㎜フルサイズ RGB原色フィルター付“Exmor”CMOSセンサー
- 画素数 : 有効画素数 約2430万画素
- 検出素子・測距点数 : 1.CCDラインセンサー、19点（11点クロスタイプ）
- 検出素子・測距点数 : 2.像面位相差センサー、102点アシスト
- 測光方式 : 1200分割ライブビュー分析測光
- ISO感度 : ISO100～25600 (拡張ISO50/64/80)
- 内蔵EVF : 0.5型 XGA 有機EL 2,359,296ドット 視野率 100％
- 背面モニタ : 3.0型 3軸チルト液晶モニター 92.1万ドット
- サイズ : 147 × 111.2 × 78.4mm
- 重量 : 733g (本体のみ)
待望のα99の正式発表きましたね～噂どおりスペックは、かなり高い仕様で一言では語りつくせないフルサイズ機に仕上がっているかと♪ 海外(Sony.com)での価格が2799ドル(現在の為替レート 1ドル 77.85円で計算すると217,902円)で、日本国内の初値が30万円前後なんでちょっと高いかな…^^； もともと国内価格は海外でより高めになるので個人的な予想では25万～28万円あたりだったんだけど…w
SLT機初のフルサイズということで、やはり気になるのは内蔵EVFの出来でしょうか。もともと保守傾向の強いフルサイズ市場だけに、EVFがどこまで受け入れられるのか気になるところ♪
噂では、デュアルAFシステムが爆速らしいので、こちらにも期待ですね♪ 「トランスルーセントミラー・テクノロジー」を採用しているだけに、フルサイズ・デジタル一眼レフより高速連射はスペック・使用感共に満足したいところ。あとはキヤノンやニコンのように優れた追尾AFが組み込まれているかどうか…。
今回のα99は、静止画・動画の最高品質を目指したフルサイズだけにHD動画の品質も目が離せないですね。以前の記事「ソニー α99 成功に向けた哲学的な戦略」を読めばソニーの熱意が伝わってくると思います。
プロ写真家やプロの映像作家、そしてフルサイズ機を愛用している写真愛好家が、このα99をどう受け入れていくのか、フルサイズ市場の中で新たな市場を構築していくのか楽しみです♪