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DxOMarkが、タムロン SP 35mm F/1.8 レンズスコアを公開

DxOMarkが、タムロンの大口径単焦点レンズ SP 35mm F/1.8 Di VC USD Model F012 のレビューとレンズスコアを公開しています。ニコン D810とニコン D750に装着しテストしていて、開放から均一性ある描画でとくに色収差を低いレベルに制御している点とシャープネスの高さを評価しています。

タムロン SP 35mm F/1.8 Di VC USD Model F012 レンズスコア
  • 総合スコア : 41ポイント
  • シャープネス/解像度 : 28P-Mpix
  • 透過率 : 2.1TStop
  • 歪曲 : 0.2%
  • 周辺減光 : -1.4EV
  • 色収差 : 4μm

総合スコアは " 41ポイント "、シャープネスは " 28P-Mpix " に達し、並外れたパフォーマンスを発揮していると評価しています。わずかに絞りるだけで、周辺画像も向上し中央部分の解像度がさらに向上するそうです。歪曲 " 0.2% " も低い値で制御されていて、周辺減光 " -1.4EV " はこの手のレンズでは典型的な値とのこと。色収差のスコアに関しては並外れた結果のようです。

タムロン 35mm F/1.8は、シグマ 35mm F1.4 と ニコン 35mm 1.8G と比較しても最も色収差を制御しているようです。 ニコン D750に装着し、ツァイス Distagon T 35mm F2 と キヤノン EF35mm F2 IS USM (EOS 5D mark III)とも比較していますが、タムロンレンズが上回っている事が確認できます。EF35mm F2も比べてみても歪曲や色収差においてもタムロン 35mm F/1.8が上回っているようです。

シャープネス/解像度においてもシグマ 35mm F1.4に迫るスコアで、開放時の歪曲、色収差、周辺減光の均一性はタムロンレンズの方が高く、シグマ 35mmよりも価格は良心的で、ニコン 35mm F1.8Gと比べてみても特に色収差の制御はタムロンレンズが優れており、加えてレンズ内手振れ補正機構も採用されているので魅力的な選択肢であると結論付けています。