タムロン SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2 は、一見の価値があるレンズ
ePHOTOzineが、タムロン大口径標準ズームレンズ SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A032) レビューとサンプル画像を掲載しました。光学性能的にも価格的にも間違いなく一見の価値があり、かなり汎用性が高く非常にお勧めのレンズであると評価しています。
SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A032) の長所は…
- 素晴らしくバランスの良いシャープネス
- 低いレベルに制御したフレア
- 中央部分の色収差(CA)は低いレベルに制御されている
- 簡易防滴構造
- VFM(value for money) お買い得感がある
- 最短撮影距離
SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A032) の短所は…
- 周辺部分に色収差(CA)が見受けられる
- 70mm時 周辺部分のシャープネスが落ちる
4.5星を獲得し " かなりお勧めレンズ " に選出しています。非常に均一にバランスが取れた素晴らしい標準ズームレンズに仕上がっているところを選出理由に挙げています。
このタムロンの新24-70mm F2.8は、実に良く機能し、バランス良く特性を活かしているとレンズ全体の仕上がり具合を解説し、競合レンズと価格を比べてみても間違いなく一見の価値があるレンズであると評価しています。シャープな画像ながらもディテール豊かで滑らかなボケ味を実現しフレア耐性も優れていると特長を説明。
つまり、かなり汎用性の高いズームレンズで、非常にお勧めのレンズであると断言しています。
MTFチャートを掲載していて…
- 24mm 中央部 … F2.8~F8まで素晴らしいシャープネス、F11~F16で非常に良好、F22でソフト描写
- 24mm 周辺部 … F2.8で非常に良好、F4~F8まで素晴らしく、F11で非常に良好、F16はまだ良好、F22でソフト描写
- 35mm 中央部 … F2.8~F8まで素晴らしく、F11~F16が非常に良好、F22でソフト描写
- 35mm 周辺部 … F2.8~F11まで非常に良好、F16が良好、F22でソフト描写
- 50mm 中央部 … F2.8~F8まで素晴らしく、F11~F16が非常に良好、F22でソフト描写
- 50mm 周辺部 … F2.8のシャープネスはまずまず、F4~F11まで非常に良好、F16が良好、F22でソフト描写
- 70mm 中央部 … F2.8~F16まで非常に良好、F22でソフト描写
- 70mm 周辺部 … F2.8~F5.6までソフト描写、F8が良好、F11で非常に良好、F22でソフト描写
色収差(CA)チャートも掲載していて、中央部の色収差は全焦点域で低く制御されている事が確認できます。周辺部分の色収差に関しては、必要に応じて画像編集ソフトで補正可能なレベルとのこと。
歪曲は、24mm時 -3.42% 樽型歪曲、35mm時 -0.11% 樽型歪曲、50mm時 +1.04% 糸巻型歪曲、70mm時 +1.49% 糸巻型歪曲が出現する模様。ズームレンズとしては非常に良好な値で、こちらも必要に応じて画像編集ソフトで補正可能と掲載しています。
フレア耐性は素晴らしく、絞り羽根9枚(円形絞り)のおかげで気持ち良いボケ味を実現し、実際使用してみた手ぶれ補正効果は4段分だったそうです。※仕様上は5段分効果