タムロン 35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD 適正価格で素晴らしい画像品質を実現
ePHOTOzineが、タムロンのポートレートズームレンズ 35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD (Model A043) レビューとサンプル画像を掲載しました。適正価格ながらも、全体を通して素晴らしいパフォーマンスを実現したレンズである高い評価をしています。
35-150mm F/2.8-4 Di VC OSDの長所
- ズーム域全体を通して素晴らしいシャープネス
- 特に中央部、色収差(CA)は上手く制御している
- 程良く制御した歪曲
- 上手く制御されている周辺減光
- 造り自体も良好
- レンズ内手ブレ補正機構 (VC)
- 簡易防滴構造
- 5年保証 ※英国の場合
- 適正価格
35-150mm F/2.8-4 Di VC OSDの短所
- 時々AFが、焦点し切れず狩りをする事がある
5つ星満点を獲得し " エディターズ・チョイス " に選出しています。タムロン 35-150mm F/2.8-4 Di VC OSDは、適正価格で卓越した画像品質を実現した素晴らしいレンズであると選出理由を挙げています。
MTFチャートを掲載していて…
- 35mm 中央部 … F2.8~F8まで素晴らしく、F11~F16は非常に良好
- 35mm 周辺部 … F値全域に渡り非常に良好で、F8でピークを迎える
- 50mm 中央部 … F3.2~F11まで素晴らしく、F16~F18まで非常に良好
- 50mm 周辺部 … F3.2は良好、F4~F8まで素晴らしく、F11~F16まで非常に良好、F18は良好
- 105mm 中央部 … F4~F8まで素晴らしく、F11~F16まで非常に良好、F20は良好
- 105mm 周辺部 … F4は良好、F5.6~F16まで非常に良好、F20は良好
- 150mm 中央部 … F4~F8まで素晴らしく、F11~F16まで非常に良好、F22はまずまず
- 150mm 周辺部 … F4は良好、F5.6~F11まで非常に良好、F16は良好、F22はまずまず
かなり称賛すべきパフォーマンスを実現していて、特にシャープネスはズーム領域全体に渡って一定のレベルを保っていると評価しています。色収差(CA)チャートも掲載し、ズーム域全体、特に中央部は事実上 色収差は無いと言って良いレベルと高評価。周辺部のフリンジは最小限に制御しており、収差に厳しいシーンで撮影してもカラーフリンジが出現する兆候は無かったそうです。必要に応じて画像編集ソフトで補正可能とのこと。
歪曲は、35mm 樽型歪曲 -2.0%、50mm 糸巻型歪曲 +1.0%、105mm 糸巻型歪曲 +1.98%、150mm 糸巻型歪曲 +1.87% が存在し、このタイプのズームレンズとしては程良い数値とのこと。こちらも画像編集ソフトでいつでも補正可能としています。
ボケ味は、ボケ部分のグラデーションの滑らかさはポートレートで非常に重要になってくるが、このレンズはこの点において申し分のないパフォーマンスを発揮すると解説。レンズ内手ブレ補正機構(VC)は、CIPA規格準拠 5段分の効果ですが、実際撮影してみたところ4段分の手ブレ補正効果は確認できた模様。
全体を通して非常に素晴らしいパフォーマンスであると評価しています。