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タムロン FE 70-180mm F/2.8 正式発表 5月14日発売 量販店価格をチェック

タムロンがついにEマウント フルサイズ対応 大三元レンズ「70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)」を正式発表しました。発売日は2020年5月14日(木)、希望小売価格は150,000円+税で量販店売り出し価格もチェックしてみました。

「70-180mm F/2.8 Di III VXD」基本スペック

  • モデル名 : A056
  • 焦点距離 : 70-180mm
  • 明るさ : F/2.8
  • 画角 : 34°21'-13°42'
  • レンズ構成 : 14群19枚
  • 最短撮影距離 : AF時 85cm (ズーム全域) / MF時 ワイド27cm、テレ85cm
  • 最大撮影倍率 : AF時 1:4.6 / MF時 ワイド1:2、テレ1:4.6
  • フィルター径 : Φ67mm
  • 最大径 : Φ81mm
  • 長さ : 149mm
  • 質量 : 810g
  • 絞り羽根 : 9枚(円形絞り)
  • 最小絞り : F/22
  • 標準付属品 : 花型フード、レンズキャップ
  • 対応マウント : ソニーEマウント用

キャッチコピーが「この軽さがあなたを解き放つ」となっていて、F2.8通しのフルサイズ対応 大口径望遠ズームレンズながらも質量810gを実現しています。※ソニー純正「FE 70-200mm F2.8 GM OSS | SEL70200GM」の質量は1480g。

光学性能を維持しながらも徹底的に小型軽量を追求した望遠ズームレンズでプレスリリースに「高画質とコンパクト化の両立に拘りつづけたタムロンが、新たなデジタル時代の要望に応えて生み出した渾身の1本です。」と掲載しています。あと最短撮影距離と最大撮影倍率は、AF/MFで違ってくるのでチェックしておいた方が良いかもしれません。

レンズ構成図

レンズ構成図

レンズ構成は14群19枚。XLD (eXtra Low Dispersion)レンズ1枚、LD (Low Dispersion:異常低分散)レンズ5枚、GM (ガラスモールド非球面)レンズ1枚、複合非球面レンズ2枚を惜しみなく採用している事が確認できます。これにより周辺部まで色収差を制御し高い解像性能を実現しているとのこと。BBAR-G2コーティングによりゴースト・フレア耐性が高く、逆光にも強いレンズである事もアピールしています。

新開発リニアモーター「VXD」を採用する事により高速・高精細AFを実現しているとのこと。ソニー「FE 70-200mm F2.8 GM OSS」のようにモーターを2基配置したフローティング機構を採用した事が確認できます。

MTF曲線

MTF曲線

もちろんソニーとライセンス契約を結び仕様書に基づき開発・製造したレンズなので、カメラ内補正(周辺光量、倍率色収差、歪曲収差)、瞳AF、ファストハイブリッドAF、ダイレクトマニュアルフォーカス、カメラによるレンズ本体ファームウェアアップデートに対応しています。

量販店売り出し化価格 ※希望小売価格 150,000円+税

  • タムロンオンラインストア … 137,500円(税込)
  • ヨドバシカメラ … 137,500円(税込)
  • マップカメラ … 123,750円(税込)
  • カメラのキタムラ … 123,750円(税込)
  • ビックカメラ … 137,500円(税込)

ソニー「FE 70-200mm F2.8 GM OSS」の希望小売価格が330,000円+税、「FE 70-200mm F4 G OSS | SEL70200G」は158,000円+税なので希望小売価格で比べてみても魅力的な価格設定となっています。

タムロン Eマウント 大三元レンズ

これでタムロンのEマウント大三元レンズ「17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)」「28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)」「70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)」が完成した事に。今回の望遠ズームレンズも人気が出そうな予感。すでに財布に優しいF2.8単焦点レンズ3本も投入済みだけに、今後はミラーレス版SPシリーズ的なタムロンの光学技術を結集した大口径単焦点レンズが登場してくるのでしょうか。今後もEマウント サードパーティ製レンズは盛り上がりそうです。