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タムロン 2024年Q1決算発表 前年同期比で大幅な増収増益

タムロンが、2024年12月期 第1四半期 決算発表 (2024年1月~3月実績) を行いました。写真関連事業は、前年同期比で大幅増収増益を実現したとのこと。(売上高+45.0%、営業利益+50.8%)

タムロン

自社ブランド製品は、2023年にソニーEマウント用の広角ズームレンズ17-50mm F/4 VXD (A068)や望遠ズームレンズの70-180mm F/2.8 VC VXD G2 (A065)のほか、富士フイルムXマウント用の大口径超広角ズームレンズ11-20mm F/2.8 RXD (B060)、ニコンZマウント用の大口径望遠ズームレンズ35-150m m F/2-2.8 VXD (A058)や超望遠ズームレンズ150-500mm F/5-6.7 VC VXD (A057)を発売し、マウント展開を加速させミラーレスカメラ用交換レンズのラインナップを拡充した効果等により、2桁の増収となりました。

なお、A068、A065が世界的に権威のある写真映像関連製品の賞「TIPAアワード2024」を2機種同時に受賞し、11年連続受賞を達成するなど、高い評価を受けることができました。OEMにおいても、市場の堅調な推移に伴い、カメラメーカーへの交換レンズの供給が好調に推移し、増収となりました。

このような結果、写真関連事業の売上高は139億44百万円(前年同期比45.0%増)、営業利益は40億19百万円 (前年同期比50.8%増)と2桁の大幅な増収増益となりました。※2024年12月期 第1四半期 決算資料(PDF)より

タムロン 写真関連事業 2024年Q1実績 (2024年1月~3月)

  • 売上高 … 139億4,400万円 (前年同期比 +4.5%)
  • 営業利益 … 40億1,900万円 (前年同期比 +50.8%)

タムロンブランドの交換レンズもOEMレンズも好調で大幅増収増益となった模様。先日タムロンは、キヤノン RFマウントレンズ市場参入を表したばかり。Q2以降の新レンズ展開にも注目したいところです。

タムロン 写真関連事業 2024年Q1 地域別 売上高 ※()は2023年Q1売上高

  • 日本 … 20億7,000万円 (14億3,400万円)
  • 北米 … 13億700万円 (14億1,200万円)
  • 欧州 … 12億9,900万円 (14億1,700万円)
  • アジア … 88億3,600万円 (49億7,700万円)
  • その他 … 4億3,000万円 (3億7,300万円)

タムロンの写真関連事業は " アジア市場 " における売上高がダントツに大きい事が分かります。2024年Q1 写真関連事業の売上高139億円の内、88億円がアジア市場という事に。日本市場も前年同期比で伸びを見せ20億円以上を売り上げ好調を維持。北米と欧州は前年同期比で少し売上が落ちているものの、現状維持と言って良いのではないでしょうか。