Samyang AF 35mm F2.8 FEは、価格も光学性能も申し分ないAF対応 FEレンズ
ePHOTOzineが、SamyangのAF対応FEレンズ AF 35mm F2.8 FE のレビューとサンプル画像を掲載しました。お手頃価格ながらもパフォーマンスの高いレンズで、防塵防滴仕様ではなくフルタイムマニュアルフォーカスに対応していないが、それ以外は申し分ないと評価しています。
AF 35mm F2.8 FEの長所は…
- 素晴らしいシャープネス
- 低いレベルに制御された色収差(CA)
- 低いレベルに制御されたフレア耐性
- 高速かつ正確なAF
- 小型軽量
- 気持ちの良いボケ味
- お手頃価格
AF 35mm F2.8 FEの短所は…
- AFモード時、フルタイムマニュアルフォーカスに対応していない
- 防塵防滴仕様ではない
5つ星を獲得し " エディターズ・チョイス " に選出されています。昔ながらの定番焦点距離で、かなり抑え目な価格ながらもパフォーマンスの高いレンズであると選出理由を挙げています。
技術的な品質は高く、高速かつ正確なAFを実現し、パンチがある色再現性を実現した描画だと評価しています。「このパフォーマンスでこの価格帯は異存はない」とお手頃価格ながらもパフォーマンスの高い光学性能を実現している所を評価し、このレンズの最大のポイントに感じます。
防塵防滴でない事とフルタイムマニュアルフォーカスに対応していない事をマイナスポイントとして挙げていますが「それ以外は申し分ない」と結論付けています。
MTFチャートが掲載されていて…
- 中央部 … F2.8~F16を通して素晴らしく、F22でも非常に良好
- 周辺部 … F2.8の時点でかなりシャープ、F4で非常に良好、F5.6~F16まで素晴らしく、F22で非常に良好
…高次元のシャープネスを実現していると判断しています。色収差(CA)チャートも掲載し、色収差は存在するが過度に高い数値ではなく上手く制御しているとの事。色収差(CA)チャートを見てみると、F8~F16辺りが数値的に高いですが、0.5pxは超えていません。必要であれば画像編集ソフトでさらに色収差を制御可能だそうです。
歪曲は、わずかに-0.45% 樽型歪曲がある程度で、多くのシーンで補正は必要にならないと判断し、こちらも画像編集ソフトでさらなる補正が可能である事も掲載。フレア耐性や滑らかなボケ味も評価しています。
ちなみにSamyang AF 35mm F2.8 FEは、6月初めに海外発表されたレンズで、海外では2017年7月発売予定で希望小売価格 299ユーロとなっています。6月29日時点でまだケンコー・トキナーから国内発表は行われていません。