ツァイス Milvus 1.4/25 は、光学性能の高さとマニュアルフォーカスが魅力
ePHOTOzineが、ツァイスが発表したばかりの広角レンズ Milvus 1.4/25 レビューとサンプル画像を掲載しました。高品質は光学性能を実現し、マニュアルフォーカスは万人向きではないかもしれないが、寸分違わない正確なマニュアルフォーカスは使用する喜びを感じるさせるレンズであると評価しています。
Milvus 1.4/25の長所は…
- 全体を通して素晴らしいシャープネス
- 低いレベルに制御された色収差(CA)
- 低いレベルに制御されたフレア
- 滑らかなボケ味
- 明るいF値 F1.4
- 寸分違わない正確なマニュアルフォーカス
- 防塵防滴仕様
- 卓越した製造品質
Milvus 1.4/25の短所は…
- 価格
- MF(マニュアルフォーカス)は、万人向きではないかもしれない
- 重くて大きいレンズ
4.5星を獲得し " かなりお勧めレンズ " に選出されています。高品質で、スムーズなハンドリングを実現し、F1.4と明るいレンズで、Milvus 1.4/25は魅力的な提案であると選出理由を挙げています。
明るい24mmや25mm F1.4レンズ群はどれも安価ではないが、高品質な光学性能相当の価格になっていると、このレンズの立ち位置を解説。Milvusレンズは、AFを犠牲にし、重量や大きさに妥協する事なく、確かなエンジニアリングと光学品質を実現した象徴的なレンズの1つであるとも語っています。
マニュアルフォーカスは広角になればなるほど難しくなり、万人に向かないかもしれないが、精密で伝統的なレンズを使用する喜びを感じる人もいるとマニュアルフォーカスレンズの魅力も説明しています。
MTFチャートを掲載していて…
- シャープネスは、すべてのF値において中央部・周辺部ともに素晴らしい
- F8あたりでピークに達し、中間域のF値は中央部・周辺部の差がほんとど無く、フレーム全体で美しい均一性ある描画が得られる
…と判断しています。実際にMTFチャートを見てみても中央部・周辺部ともに高いレベルを実現している事が確認できます。色収差(CA)チャートも掲載し、こちらも中央部・周辺部ともに良く制御されていると評価。基本的には、これ以上の補正は必要ないと判断しています。※必要であれば、画像編集ソフトでさらなる補正は可能とのこと。
歪曲は、-1.59% 樽型歪曲で25mm大口径レンズとして妥当な値な模様。要求の高い建物撮り以外であれば、画像編集ソフトによる補正は必要ないと考えています。フレア耐性も高く、一般的に問題になる事はないとのこと。太陽光がかなり差し込むシーンでは少しだけフレアが出る事があるそうですが、極端なケースで最悪のシナリオは、わずかに霞(かすみ)が掛かったり、コントラストが低下する事であると述べています。