キヤノン PowerShot N は、コンセプトと価格に納得できれば買いなカメラ
ePHOTOzine が、キヤノン PowerShot N のレビューとサンプル画像を掲載しています。PowerShot Nは、独創的なカメラでカメラとしての基本性能は必要充分であり、コンセプトと価格に納得がいけば購入する理由になると評価しています。
- Wi-Fiで簡単に画像共有が可能で、1210万画素CMOSセンサーが内蔵され、28-224mm(35mm換算)のズームレンズが採用されている
- 手振れ補正機構も採用されていて、高速連射は2.3コマ/秒である
- 撮影された画像は自動的に58のシーンから選択してくれる「こだわりオート」が採用されていて、加えて「クリエイティブショット」では6枚のアート写真をもカンタンに撮影してくれる
- 1080p フルHD動画も撮影可能で、240fpsのハイスピード動画も撮影も可能だ
- ボディは金属製だが独創的なデザインで仕上げられている
- ボディ自体は四角形で、背面モニタは90度まで可動可能、ボタンは極力削ぎ落とされている
- レンズの周りシャッターリングとズームリングがあるのだが、この点に関しては慣れが必要である
- また背面モニタのタッチパネルを使用しても撮影可能だ
- Wi-Fiを使用する時は側面にある「ワンタッチスマホボタン」を押す必要がある
- バッテリーの持ちは悪くて、Wi-Fi機能を使うとさらに消費されしまう
- 色再現性や露出具合も良好でポートレート撮影での肌色のトーンもOKだ
- レンズは、ほんの少しだけパープルフリンジがあるものの全体的にディテールある描画
- しかも1cmマクロ撮影も可能
- ISO80、ISO100、ISO200のノイズは少ない
- ISO400になるとややソフトな描画になり、ISO800になるとさらにその傾向が強くなる
- ISO1600になるとより軟調な描画で、ISO3200になるとディテールが劣化してぼんやりした画になる
- ISO6400は、Web用に縮小して使用するのであれば使えるレベル
- このコンセプトやデザインに魅せられたユーザーはこのカメラ以外に選択肢はないが、価格を見ると高価に感じる
- PowerShot Nはデザインが良く、画質もまもとなのだが、あまりにも高価である
- これより安価でWi-Fiやズームレンズが採用されている Canon IXUS 255 HSがあるのだから
- キヤノンは伝統的なズームとシャッター方式を廃し、内蔵フラッシュもかなり小さいし、バッテリーも持ちが良くない点が短所に感じる
- まあタッチスクリーンにWi-Fiそして高画質な描画を実現したカメラであるので、予算さえクリアになるのであれば、購入する理由は充分にある
日本国内ではこのキヤノン PowerShot Nは、オンラインショップ限定発売されている機種で、気軽に店頭に行って試せるカメラでは無いですが、以前CP+ 2013でこのPowerSot Nを触ることが出来て、面白くて楽しい印象が今でも残っています。
確かにその時シャッターリングとズームリングは慣れが必要だな~と感じたのですが、それよりも先にPowerShot Nで写真を撮る楽しさの方が強かったんですよ~。それにPowerShot Nのデザイン画を見ると開発スタッフの思いも伝わってきます。
最近は購入したユーザーさんのレビューをネットで見かけるようになったのですが、まだ実際このPowerShot Nで撮影している方を見かけた事がないのはやはりオンラインショップ限定でしかも数量も抑え目に出荷しているようなので、その辺のところも影響していそうな予感です。