キヤノン EOS 70D を正式発表 デュアルピクセルCMOS AF 新搭載
キヤノンが、ミドルクラス エントリー機 EOS 70D を正式発表しました。 新開発2020万画素センサーにデュアルピクセルCMOS AF (像面位相差AF)を新採用した意欲機で、2013年8月29日発売とのこと。
- 新AF技術「デュアルピクセルCMOS AF」の採用により、ライブビュー撮影時に撮像画面の縦横それぞれ約80%の広い測距エリアで、ファインダー撮影時と同様に最終合焦まで位相差AFが可能
- APS-Cサイズ・約2,020万画素の新開発CMOSセンサーと、高速な画像処理を可能にする映像エンジンDIGIC 5+の搭載により、高画質と最高約7コマ/秒の高速連写を両立
- 最高ISO12800(拡張ISO25600)の常用ISO感度により、暗所でもノイズを抑えた撮影が可能
- ファインダー撮影時には、19点の全測距点がクロスセンサーとなるAFセンサーの採用により、さまざまな構図への対応力や動く被写体の捕捉力に優れている
- Wi-Fi対応のスマートフォンから、静止画の撮影や、カメラ内のメモリーカードに記録された静止画(JPEG画像)の取り込みなど、遠隔操作可能
キヤノン EOS 70Dの基本的なスペックは…
- 2020万画素 CMOS センサー
- ファインダー視野率 : 98% 倍率 : 0.95倍
- 測距点 : 19点 (全点クロス測距 ※一部のレンズを除く)
- 測光方式 : 63分割TTL開放測光
- ISO感度 : ISO100~12800 (拡張でISO25600)
- シャッター速度 : 1/8000~30秒
- 高速連射 : 7コマ/秒
- 動画機能 : 1920×1080(Full HD):30p/25p/24p
- 背面モニタ : ワイド3.0型 約104万ドット TFT式カラー液晶モニター
- 無線LAN : IEEE 802.11b、IEEE 802.11g、IEEE 802.11n
- サイズ : 139.0 × 104.3 × 78.5 mm
- 質量 : 675g (本体のみ)
今年の初めぐらいから出るか出るかと噂され続けたキヤノン EOS 70D ようやく正式発表です。新開発の2020万画素センサーとデュアルピクセルCMOS AFの仕上がり具合に注目が集まりそうな予感。
あと背面モニタは可動式でタッチパネルなので像面位相差AFを使った撮影も可能で、色々なシーンで活用できそうだし、Wi-Fiに対応したポイントも大きいのではないでしょうか。加えてスマートフォンアプリ EOS Remote でスマホで遠隔操作も可能になるのでアイディア次第では撮影の幅の広がるのではないでしょうか。
キヤノンはきっちりラインアップ的に差別化をはかるメーカーなのでEOS 70Dはどういうポジションになるのかな~と思っていたのですが、ミドルクラスの入門機的な立ち位置のようで、ニコンがD7100に対して取った暫定フラッグシップ的な戦略では無いようです。でもEOS 60DはEOS Kissシリーズのボディだけ豪華にしたような機種(?)でしたから、今回EOS 70Dはググっと意欲的な機種に仕上がっている印象です。
発売が2013年8月29日とちょっと先で、実際秋から使い始める感じで待ち遠しいユーザーさんも多そうな予感がします。