DxOMark が、キヤノン EOS 70D のセンサースコアを掲載
DxOMark が、キヤノン EOS 70Dのセンサースコアを掲載しています。静止画においてEOS 70Dのセンサースコアは、前機種 EOS 60Dとそれほど変わらない結果となっています。
- キヤノン EOS 70Dは、独立された2つのフォトダイオードで構成されたデュアルピクセルAFを搭載しているが、静止画においてどのような影響をおよぼすのだろうか?
- EOS 70Dはミドルクラスのデジタル一眼レフで、デュアルピクセルAFを組み込んだ2020万画素センサーを採用していて、技術革新をもたらしたカメラである
- ISO感度はISO25600まで拡張可能で、高速連写 7コマ/秒、クロスタイプの19点AFを採用している
- これまでDxOMarkテストにおけるAPS-Cキヤノンセンサーの最高総合スコアは " 66 " で、今回のEOS 70Dの総合スコアは " 68 " と最高スコアを叩き出している
- 色深度、ダイナミックレンジ、ISO感度は前モデルと比べて改善しているが、EOS 60よりわずかに改善した程度なのだ
- ただセンサーに像面位相差AF(デュアルピクセルAF)を採用しているのはユニークでありプラスといえる
- ライバル機 ニコン D7100とソニー α77のセンサースコアと比較すると、キヤノン EOS 70Dのスコアは平均以下のようだ
- EOS 70DはD7100と比べて、色深度は1段分、ダイナミックレンジは2段分、ISO感度は1/5段分の差を付けられている
- 2011年に発売されたソニー α77と比べてみると、ISO感度において上回っているが、他の項目は追いついてきていない
- デュアルピクセルAFは有望な機能に感じるが、キヤノン EOS 70Dの静止画品質は、EOS 60Dと非常に似通ったスコアである
- 画素数が増えて解像度が上がっていると思われるが、説得力の欠ける結果となってしまった
もともとキヤノンのセンサースコアは、DxOMarkのテスト方式では振るわない結果になる傾向なので、" またか… " と思うユーザーさんも多いかと思います…^^;
今回のEOS 70Dの最大の売りはおそらくデュアルピクセルAFで、ライブビュー撮影や、動画撮影に最適化された機能で直接画質に影響する機能ではないので、センサースコアに反映されないのがちょっと残念な気もします。EOS 70Dのサイトを見に行くと、ダイナミックレンジとISO高感度耐性は向上しているようです。
まあEOS 70Dの注目度は高いし、ユーザー体験イベントも盛況だったみたいですから、売れ筋デジタル一眼レフになるのではないでしょうか。