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キヤノン PowerShot G3 X を軽く触ってきました

先日キヤノンは、1インチセンサー搭載、25倍光学ズームレンズ採用 プレミアムコンパクト機 PowerShot G3 X を正式発表しましたが、すでにショールームで先行展示されているということで早速タッチ&トライしてきました。正味10~15分ぐらいしか触れなかったので、軽い感じのインプレッションになります。

キヤノン PowerShot G3 X

PowerShot G1 X Mark II、PowerShot G7 X、そして今回 PowerShot G3 Xが登場しましたが、G3 X が、高倍率ズームレンズを搭載しているだけあって、Gシリーズ3機種の中で一番存在感あるボディかもしれません。35mm換算 24-600mmの焦点距離をサポートするだけあって、ボディはガッチリ感あるかも。良い意味で、弁当箱にグリップが付いている感じで個人的にフィール良かったです。しかもGシリーズだけあってボディ品質に安っぽさが無いんです。

実際撮影し始めると、背面液晶も綺麗で、操作もPowerShot / EOSを愛用しているユーザーさんなら難なく使いこなせる印象です。AFは爆速感は無いですが、レンズの焦点距離的に広角側はストレスを感じる事なくスムーズだし、望遠側も基本的にストレスを感じる遅さはないのですが、さすがに600mm付近だとシーンや被写体によってはAFが迷う事も…。この辺は、自分の撮り方が悪いのかもしれませんが…^^;

キヤノン PowerShot G3 X

ボディは、G7 Xよりも大きくてボタン・ダイヤル類に余裕があって使い易いし、下手に指が当たって間違えてボタンやダイヤルが動いてしまう事もないので撮影に集中出来て、24-600mmの焦点距離を楽しめました。背面液晶はティルト式で、タッチシャッターにも対応しています。

あと気になるのはズーミングだと思うのですが、パワーズームで全域引っ掛かりもなくスムーズでした、さすがに24mm時にAFを合わせてから、600mmにズームしてAFを合わせようとするとAFも戸惑うので、この焦点距離の感覚も掴めてくればAFもスムーズに扱えるようになるのではないでしょうか。ISOオートで撮影していたのですが、さすがに600mmだとF値がF5.6になるので、ショールームのような場所だとISO感度も高くなりノイズがちょっと気になったかも。

キヤノン PowerShot G3 X

思った以上に楽しかったのが、" 動画撮影 " なんです。意外と高倍率ズームが映し出す世界観(?)と動画って相性良いかも。EOS 70Dが採用している デュアルピクセルCMOS AF のような高性能なAFではないと思うけど、パンしたりズーミングしても、ソフトな感じでAFが切り替わってくれるので嫌な感じもなく、動画撮影時は「5軸手ブレ補正」が効くので結構安定感もあります。ショールームでの撮影なので、ズーム時のモーター音を拾ってしまうかどうかは確認できず。

先程も書きましたが、がっしりしたボディなので撮影に夢中になっていると、感覚的にデジタル一眼レフ(もしくはEVF内蔵ミラーレス機)で撮影しているフィールで、何度か思わずG3 Xを顔に近づけてファインダー越しで撮影しそうになりました…w 個人的には、EVFが内蔵されていたら良かったな~と。キヤノンもその点を分かっているはずで、限定5000台でEVF KITを用意しています。

PowerShot G3 X は4Kには対応していませんが、同じ1インチセンサーを搭載している パナソニック FZ1000 と ソニー サイバーショット RX10 II (現時点でまだ日本国内発表されていません) には、EVFが内蔵されているので、個人的にはちょっと残念。Gシリーズだけに中途半端な性能のEVFを内蔵したくなかったり、EOS MシリーズでまだEVFを内蔵したモデルがなかったり、色々な理由が考えられます。

基本的に撮る事だけ考えてタッチ&トライしたのですが、ファーストインプレッション良かったです。