DxOMarkが、キヤノン EOS 5Ds / EOS 5Ds R のセンサースコアを公開
DxOMarkが、5000万画素センサーを搭載したキヤノン EOS 5Ds / EOS 5Ds R のセンサースコアを公開しています。これまでDxOMarkがテストしてきたキヤノン機の中で最高ポイントを叩き出しているそうですが、3600万画素センサー搭載 ニコン D810 と ソニー α7R を比較してみると数値的には差を付けられているようです。
EOS 5Ds の総合スコアが " 87ポイント "、EOS 5Ds R の総合スコアが " 86ポイント " となっていて、これまでDxOMarkがテストしたキヤノン機の中では最高値を叩き出しているそうです。これまでキヤノン機で最高値だった " 82ポイント " のEOS-1D X を5ポイント上回っていて、1/3段画質が向上している事を表しているとコメントしています。
色深度とダイナミックレンジもこれまでのキヤノン機と比べて向上していて、5000万画素という高画素センサーにもかかわらず、EOS-1D X / EOS 5D Mark III / EOS 6D などと比較してもISO高感度耐性は大きな違いがないようです。
EOS 6D / EOS 5D Mark IIIと比較しているページでは、EOS 5DsはISO感度が増すとダイナミックレンジの優位性を維持できず、ISO800を境にEOS 5Dsは、EOS 5D Mark IIIに差を付けられるそうです。
EOS 5Dsの色深度 " 24.7 bits " でEOS 6D / EOS 5D Mark IIIを上回っていて、プリントに対して強みを持っているが、ISO400以降はその差がかなり縮まって、ISO1600は同等になるので、EOS 5Dsを活かしてプリントするには、ISO100 / ISO200で撮影しておく必要があるそうです。
3600万画素センサーを搭載したニコン D810 (97ポイント)や ソニー α7R (95ポイント)と比べてみると、EOS 5Ds / EOS 5Ds Rは5000万画素センサーを搭載しているにも関わらず数値上差を付けられていると掲載されています。
とくにダイナミックレンジとISO高感度耐性に差を付けられていますが、ISO800以降この3機種のダイナミックレンジはかなり差が縮まるようです。しかし、ISO50~400までD810 / α7R は確実に差を付けているので、低ISO感度で撮影するカメラマンにはこの差は重要になるともコメントしています。
結論が掲載されているページをみてみると、EOS 5Ds / EOS 5Ds Rは5060万画素フルサイズセンサーを搭載した前例のないカメラで、写真家が低ISO感度で撮影し大判プリントするには、素晴らしいソリューションであると評価しています。