キヤノン EF35mm F1.4L II USM を発表 BRレンズを新採用し17年ぶりのリニューアル
キヤノンが、フルサイズ対応大口径広角単焦点レンズ EF35mm F1.4L II USM を正式発表しました。1998年12月に発売された EF35mm F1.4L USM の後継レンズにあたるモデルで、新開発 " BRレンズ " で色収差を徹底的に抑制し、非球面レンズおよびUDレンズなども採用し圧倒的高画質を実現したレンズになります。2015年10月中旬発売予定で、希望小売価格は285,000円(税別)となっています。
- 焦点距離 : 35mm
- 画角(水平・垂直・対角線) : 54°・38°・63°
- レンズ構成 : 11群14枚
- 絞り羽根枚数 : 9枚
- 最小絞り : 22
- 最短撮影距離 : 0.28m
- 最大撮影倍率 : 0.21倍
- フィルター径 : 72mm
- 最大径×長さ : φ80.4mm×105.5mm
- 質量 : 760g
今回 EF35mm F1.4L II USM の目玉である " BRレンズ " は、特長紹介ページに詳細が掲載されています。新開発のBR光学素子を採用した複合レンズで、大口径レンズに出やすい色にじみ(軸上色収差)を高度に補正し絞り開放から高い描写性能を実現しているとのこと。
BRレンズに加えて研削非球面レンズとUDレンズを効果的に配置しているそうで、絞り開放F1.4においても、画面の隅々まで緻密に描写することが可能なようです。特殊コーティングSWC(Subwavelength Structure Coating)も施しゴースト・フレアも抑制しているそうで、キヤノンの自信が伝わってくる製品ページとなっています。
個人的に最短撮影距離が28.cmに改善されている所もポイント高い印象。もちろん防塵防滴仕様で、レンズ前面・後面にはフッ素コーティングが施され汚れに強く、高速AFにフルタイムマニュアルフォーカスも実装されています。