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DxOMarkが、キヤノン PowerShot G3 X のセンサースコアを公開

DxOMarkが、キヤノンの1インチセンサー搭載 24-600mm 高倍率ズームレンズ採用 コンパクト機 PowerShot G3 X のセンサースコアとレビューを掲載しています。総合スコアが、PowerShot G7 X と比べて低めに出た事が予想外だったようですが、高倍率ズームレンズコンパクト機の中でソニー機と同等の最高クラスのダイナミックレンジを実現しているとのこと。

キヤノン PowerShot G3X センサースコア

総合スコア " 63 " で 同様の2000万画素裏面照射型1インチセンサー搭載 Power Shot G7 X の総合スコアが " 71 " だけに予想よりもやや低い値だったようです。ダイナミックレンジをG7 Xと比較した時場合、低ISO時は少し差はあるもののISO1600以降は差はなく、ISO高感度耐性は数値上差はあるが実際フィールドで使った時に差は感じないと予測しています。

キヤノン PowerShot G3 X センサースコア

競合機である ソニー サイバーショット RX10 (初代機) と パナソニック LUMIX FZ1000 とも比較していて、G3 Xは、低ISO時の色感度(color sensitivity)がこの2機種よりも低い値とのこと。上記のグラフを見る限り、ISO800以降は差がなくなる模様です。ちなみにPowerShot G7 Xと比較してみても低ISO時の色感度が低めのようです。

キヤノン PowerShot G3 X センサースコア

しかしダイナミックレンジに関しては、ソニーと同等の優れたダイナミックレンジを実現していると評価しています。この3機種は、パナソニック FZ1000は4Kに対応し、キヤノン PowerShot G3 Xは24-600mm 高倍率ズームレンズを採用した独自性に関する記述もされています。

PowerShot G3 Xは、色感度/ノイズに関して対抗機種と比べて若干低いスコアであるが、このクラス最高の機種と同等の優れたダイナミックレンジを実現していると評価しています。24-600mm 高倍率ズームレンズの優位性と、対抗機と比べた場合高速連写性能の差も指摘しています。※PowerShot G3 X : 5.9コマ/秒、サイバーショット RX10 : 10コマ/秒、LUMIX FZ1000 : 12コマ/秒 50コマ/秒(電子シャッター)