DxOMarkが、キヤノン EF50mm F1.8 STM のレンズスコアを公開
DxOMarkが、フルサイズ対応人気エントリークラス標準単焦点レンズ EF50mm F1.8 STM のレンズスコアとレビューを掲載しています。周辺減光は顕著に現れるが、F2.8時 中央部分のシャープネスは、 シグマ 50mm F1.4 DG HSM Art と同等であると評価しています。
テストに使用した機種は2200万画素センサー搭載 キヤノン EOS 5D Mark IIIで総合スコア " 27 " で光学的に非常に良い値だそうです。シャープネスはF4でピークを迎え 16p-Mpix、フィールド全体で見ればF5.6でピークに達するとのこと。透過率(Transmission)と倍率色収差(chromatic aberration)のスコアは印象的で、周辺減光(vignetting)は-2.5EVで予想よりも高い値が出ているそうです。
先代 EF50mm F1.8 IIと比べてみると、EF50mm F1.8 STMは光学設計を継承しているだけに大きな違いはなく、これは驚くべき事ではないとコメントしています。若干以前とテスト方式が違うようですが、新レンズの周辺減光は顕著で、シャープネスは多かれ少なかれほぼ同じ、歪曲はわずかに改善し、色収差は6ミクロンから4ミクロンに改善していると比較しています。
キヤノン EF50mm F1.4 USM と シグマ 50mm F1.4 DG HSM Art と比べていて、F2.8時の中央部分のシャープネスは同等であるが、周辺部分のシャープネスはシグマだけが優れた切れ味を実現していると評価していて、レンズの立ち位置の差が数値に表れているようです。価格を考えれば、EF50mm F1.8 STMはよく頑張っているとコメントしています。
光学性能は継承していますが、STM採用し外観デザインも強化し(コーティングも最適化し)、価格は据え置きで光学性能以外の強化ポイントも評価しています。