キヤノン EOS M10 を触ってきました
キヤノン EOS M の新たなラインにあたる EOS M10 が発表され2015年10月29日発売予定ですが、キヤノンショールームで先行展示されているので早速どのようなAPS-Cセンサー搭載ミラーレス機に仕上がっているのかタッチ&トライしてきました。
まず触ってみて EOS M1 / EOS M2 の直系の後継機に感じます。このラインの完成系とまでは言いませんが、初代機が目指したゴールはこれだったんじゃないかと。決してボディ自体は高価な素材は使っていないものの、チープな感じはせず、上手くコンセプトとデザインでまとまっている印象です。
EOS Mシリーズ エントリー機なので、ダイヤル・ボタン類は最小限にとどめ、小型軽量化を優先しているので、ダイレクトな操作感はないですが、やはりミラーレス・デビューされる方を想定した機種に感じます。" クリエイティブアシスト " では、絞りや露出など一般的なカメラ用語は使用せずに " ぼかす〜くっきり " " 暗く〜明るく " という表現を使用し、設定もタッチパネル上でドラッグし感覚的に設定出来るようになっています。
AFは先にミラーレス市場に参入している他社競合機と比較すると絶対的な速さは感じませんが、遅いとは感じないので実際フィールドで使用してみてもストレスは感じない印象です。もちろスマホ世代のユーザーに訴求すべく180° 回転ティルト式モニタでセルフィに対応しています。クリエイティブフィルターも7種類用意されていますが、ちょっと女性が楽しむにはちょっと弱く感じるアートフィルターかも。計5分ぐらい動画も撮影してみたのですが、AFが抜けたの1回ぐらいだけだったかも。
あと一番気になったのは、上面のOn/Offボタン(電源ボタン)なんです。On/Offボタンの周りにレバーが配置されているのですが、On/Offボタンがあまり主張していないので、レバーが電源ボタンに感じてまい、レバーを動かしても「あれっ…電源入らない…バッテリー切れてる?」なんて事がありました。まあ分かってしまえば迷う事はなくなりますが、デザイン重視の仕上げという感じでしょうか。
使ってみてると気軽に撮れ " 写真を撮る楽しさ " をシンプルに感じさせてくれるエントリークラス ミラーレス機に仕上がっているので、価格も抑え気味で結構女性を中心に売れるのではないか?とふと思いました。デジタル一眼レフでいうところの EOS Kiss がこの EOS M10 で、EOS 8000D が EOS M3 に相当する気がします。