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キヤノン EOS-1D X Mark II を触ってきました

発表されたばかりのキヤノン EOS-1D X Mark II がキヤノンプラザで先行展示されたので早速タッチ&トライに行ってきました。展示されていた EOS-1D X Mark IIは製品版でなく、発売が4月なのでデザインや仕様が若干変更される可能性があるかもしれないとのこと。先日ニコンプラザで Nikon D5 を経験済みなのですが、ニコンとキヤノンのDNAの違いを感じました。

キヤノン EOS-1DX Mark II

個人的に手に持った時のフィーリングが全然違う。ニコン D5は塊を持った感が強くガチムチな印象なのですが、キヤノン EOS-1DX Mark IIの方が軽量に感じるしグリップが改良されていて、自分の手にはこちらのEOS-1D X Mark IIの方がしっくりきます。あと背面の右手親指のポジションの収まりも良い感じです。※逆にAPS-Cフラッグシップ機は EOS 7D Mark II より D500 の方がしっくりくるかも。

キヤノン EOS-1DX Mark II

シャッターフィールも違う感じで、D5の方が一眼レフらしいメカ的なフィールがあるかも。EOS-1D X Mark IIのシャッターユニットは、EOS 5Ds / EOS 5Ds R とは違うシャッターユニットで、EOS-1D X Mark II専用に開発したシャッターユニットだそうです。個人的にニコンは老舗の味を残し、キヤノンはモダンな味を追求している印象です。

キヤノン EOS-1DX Mark II

今回4K 60pそしてデュアルピクセルCMOS AFに対応したEOS-1D X Mark IIですが、ライブビュー時の操作性・AFフィールは、明らかにD5を上回っている印象です。フルサイズ機にデュアルピクセルCMOS AFが対応したポイントは大きいし、性能自体も向上しているそうです。ただしライブビュー上 タッチフォーカスでポイントしたAFポイントは、光学ファインダーに切り替えた時反映されません。やはり光学ファインダーと背面液晶モニタは物理的に違うのでミラーレス機のような感じでAFポイントを共有できない模様。あとタッチパネルが採用されていますが、メニュー周りの設定は、タッチパネルに対応していない模様。

キヤノン EOS-1DX Mark II

ショールームの中なので静物中心に4K 60p撮影もしてみましたが、AFは変な動きはせず、フォーカスが切り替わってス〜っと焦点してくれる印象。パナソニックの4K PHOTOのようにこのEOS-1D X Mark IIも4K動画から静止画を切り出せるのですが、カメラ内でコマを選択して切り出す事が可能でした。4K 59.94fps / 4K 50fpsで撮影する時は、CFast 2.0カード必須とのこと。あとオフィシャルの製品画像では、内蔵GPSのちょんんまげ部分が目立ちますが、実物はそれほど目立たない印象です。

さすがにスタッフさんに説明してもらいながら20分ぐらいのタッチ&トライだとAF性能、ISO感度耐性、連写性能、実際の描画力は確認しきれないので、今後国内外のレビュー記事やサンプル画像の登場待ちというところですが、売れちゃうだろうな〜というところが第一印象になります。