DxOMarkが、キヤノン EOS 5D Mark IV センサースコアを掲載
DxOMarkが、キヤノンの人気フルサイズ機 EOS 5D Mark IV センサースコアを掲載しました。総合スコア " 91ポイント " でDxOMarkデータベース上キヤノン EOSカメラ最高スコアを叩き出しましたが、競合機 ソニー 7R II や ニコン D810 には及ばなかった模様。
- 総合スコア : 91ポイント
- 色深度 : 24.8bits
- ダイナミックレンジ : 13.6Evs
- ISO高感度耐性 : 2995ISO
キャノンカメラの中では最高スコアで、EOS-1D X Mark II よりも3ポイント上回っていますが、この点は画素数の差も考慮した方が良さそうです。EOS-1D X Mark IIは画素数が少ない分ISO高感度耐性は " 3207ISO " で、EOS 5D Mark IV より上回っています。
前機種 EOS 5D Mark IIIと比べてみると、各項目すべて改善されており、とくにダイナミックレンジに関しては、2段分に近い差がある模様。(11.7 Evs → 13.6 Evs) 画素数も増加し、画像品質の観点から見ても非常に価値あるアップグレードと評価しています。
センサー性能的には競合センサーに追いついたものの、ソニー α7R II や ニコン D810 と比べるとスコア的にまだ差がある事も掲載しています。ニコン D810は、ISO64というアドバンテージがありダイナミックレンジは 2/3段分差を付けられている事も指摘しています。ISO200~400あたりのダイナミックレンジは、この3機種種ほぼ同じスコアとのこと。α7R IIと比べてみてもISO200~1600あたりは、ほぼ同等のダイナミックの模様。他にも各項目に対してグラフを元に比較しているのですが、グラフを見る限りEOS 5D Mark IVのスコアは、迫ってきている気がします。
キヤノン EOSカメラの中で最高スコアを達成し、すでにEFレンズを数多く所有されているユーザーやEOS 5D Mark IIIユーザーにとって価格は高いですがステップアップするには魅力的なカメラのようです。