キヤノン EOS 6D Mark II 海外メディア向け体験イベント インプレッション記事が続々と
6月29日(木)にキヤノンのエントリークラスに位置するフルサイズ機 EOS 6D MarK IIが発表されました。キヤノンが6月初めに米国イエローストーン国立公園で2日間に渡って開催したメディア向け EOS 6D Mark II 体験イベント 海外インプレッション記事が登場しつつある模様。Imaging Resourceもインプレッション記事を掲載しサンプル画像もダウンロード可能となっています。
Canon 6D Mark II Reviewページを下にスクロールしていくと今回のハンズオン記事が登場します。インプレッション記事なのですが、ドキュメンタリー風味の旅行・撮影記スタイルの文章となっています。使用したEOS 6D Mark IIは、製品版ではなくベータ機とのこと。
EOS 6D Mark IIの長所…
- 有望な2600万画素センサー
- 快適な使い勝手
- 便利なバリアングル式タッチパネル
- 高速なAF、特にデュアルピクセルCMOS AF使用時
- 全体的なパフォーマンスは良好
EOS 6D Mark IIの短所…
- 背面のマルチコントローラー周りの回転ダイヤルは、回転時のフィーリングがあまり良くない
- ファインダー撮影時とライブビュー撮影時にクイックメニューが異なる事が、好きではない
- AFシステムは高速かつ正確であるが、ファインダー使用時、撮影領域のカバー率が低い (AFポイントが中央に寄っている)
色鮮やかな大自然の中で、2日間 様々の光の元で撮影し、全体的に高評価な内容となっています。新型2600万画素センサーの評価が高く、ISO6400のノイズ処理や、シャドウ部のディテールの良さを指摘しています。低照度なシーンでは、AFが迷う事があったそうです。デュアルピクセルCMOS AFは、PLフィルター、NDフィルター装着時もちゃんと動作したとの事。デュアルピクセルCMOS AFやバリアングル式タッチパネルそして色再現性の評価も上々な模様。
EOS 6D Mark IIの新機能は、初代EOS 6Dユーザー全員がアップグレードしたいとは思わないかもしれないが、お財布に優しい素晴らしいフルサイズ デジタル一眼レフカメラを探しているユーザーにとって、多分素晴らしい選択肢になるだろうと結論付けています。
dpreviewも同じメディア向けイベントのインプレッション記事を掲載しています。大体同じようなポイント指摘していて、dpreviewの方が他機種と比較しながら実際の使用感をレポートしている印象。Imaging Resourceとは違うシャドウ部分の評価や2600万画素センサーになった事により使用レンズによっては描画の差が出る事も指摘しています。あとキヤノンサイドから、初代EOS 6Dよりも明らかに上回るが、EOS 5D Mark IVと比べてダイナミックレンジや絶対的な解像力は上回る事はないかもしれないと説明があった模様。
こちらもデュアルピクセルCMOS AFの方が高速である事を指摘していますが、否定している訳でもなく騒ぎ立てている訳ではなく全体の記事の中の一部として掲載しています。あとAFポイントが中央に寄っている事も指摘していますが、この機種を購入するであろう多くのユーザーは気にしないだろうともコメントしている箇所も確認できます。