キヤノン EOSカメラ 一眼レフからミラーレス機への移行が進み一眼レフ需要低迷と明記
キヤノンが " 2017年12月期 決算 " を発表し2017年12月期 決算短信 PDFを公開しているのですが、4ページ目のイメージングシステム(デジタルカメラ)の項目が興味深い内容となっています。国内市場においてエントリークラスで一眼レフからミラーレス機への移行が顕著で、一眼レフカメラの需要が低迷し(全体的な)レンズ交換式カメラの出荷台数が減少したと思われると明記しています。
レンズ交換式デジタルカメラの国内市場は、ミラーレスカメラが好調に推移しましたが、一眼レフカメラは需要が低迷し、レンズ交換式デジタルカメラの出荷台数は減少したものと思われます。
当社は、10月にミラーレスカメラの入門機「EOS M100」を発売し、若年層へ積極的にプロモーションを行い、 ミラーレスカメラの売上が大きく伸びました。一方、一眼レフカメラは8月に発売した「EOS 6D MarkⅡ」を中心 にミドルクラスの売上は増加したものの、エントリークラスでミラーレスカメラへの移行が進んだこと等により減少し、レンズ交換式デジタルカメラ全体の売上は減少しました。
コンパクトデジタルカメラの国内市場は、前年に熊本地震の影響を受け商品供給不足となっていた反動により、 出荷台数は増加したものと思われます。
当社も前年の反動に加え、高単価モデルが好調に推移したことにより売上は増加しました。 ※2017年12月期 決算より
エントリークラスは、EOS Kissシリーズではなく、EOS Mシリーズにトレンド移行している事が伺える内容となっています。個人的にキヤノンはシェアを取りに来る傾向が強いメーカーの印象が強いですが、キヤノンにとってデジタル一眼レフとミラーレス機の転換期に差し掛かっているのでしょうか。
コンパクトデジタルカメラに関しては、高単価モデルが好調と掲載しているので " PowerShot Gシリーズ " が、牽引していると思われます。