キヤノン EOS Kiss Mは、レンズラインアップの拡充次第では大成功する可能性あり
ePHOTOzineが、キヤノンの新型ミラーレス機 EOS Kiss M (海外名 EOS M50) レビューとサンプル画像を掲載しました。EOS Kiss Mは、コンパクトで使い易いボディに仕上がっていて、画像品質はEOSカメラ譲りで素晴らしいと評価しています。ただしEF-Mレンズラインアップ数はレンズ交換式カメラの水準に達していないとダメ出し。レンズラインアップの拡充次第では " 大成功 (real winner) " する可能性があると結論付けています。
EOS Kiss Mの長所は…
- コンパクトで使い易いボディ
- Wi-Fi / NFC / Bluetooth を内蔵
- 高解像EVF
- 素晴らしい画像品質
- 顔・瞳AF
- 4K動画撮影が可能
- 高速AFとシャッターレスポンス
- お値打ち価格
EOS Kiss Mの短所は…
- 4K動画撮影時、デュアルピクセルCMOS AFは動作しない
- バッテリーライフ 235枚 (エコモードで370枚に延びる)
- 現行のEF-Mレンズラインアップが限定的
- 4K動画は、大きくクロップされる
4.5星を獲得し " かなりお勧め機種 " に選出されています。EOS Kiss Mは、価格の割に素晴らしいカメラであると選出理由を挙げていますが、もう少しレンズラインアップがあればと希望も付け加えています。※crackingは、英国で「素晴らしい」「カッコイイ」に近い表現で使用する事があるようです
EOS Kiss Mはコンパクトでスタイリッシュなミラーレス機で、2400万画素 APS-C CMOSセンサーを搭載し、素晴らしい画像品質とデジタル一眼レフ(EOS カメラ)と同じ素晴らしい色再現性を実現していると解説。高速連写(10コマ/秒)も可能で、AFポイントは143点、高精細EVFを搭載し、4K動画撮影可能な最も安価なキヤノン機とのこと。マイク端子がある事も評価しています。
EF-Mレンズラインアップが不足しているので、最高の結果を求める場合、アダプター経由でEFレンズを使用する必要がある事にも触れています。ソニーのFEレンズをはじめ、オリンパスやパナソニックのマイクロフォーサーズレンズ群を引き合い出し、EOS Kiss Mは、アダプター無しでは幅広いレンズラインアップの恩恵は受けないと指摘。
必要に応じてレンズを交換可能なミラーレスカメラシステムの購入を考えている場合、EOS Kiss Mはその水準に達していない、EOS Mシリーズで最高のお値打ち価格で使い易く素晴らしい画像を撮影可能なのに本当に残念であると感想を述べています。4.5星で高評価なのに否定的なコメントが並んでいる印象。
おそらく今後レンズラインアップが拡充され、そうなった時は、EOS Kiss Mが大成功(real winner)する可能性があると結論付けています。
ISO感度耐性は…
- ISO100~ISO3200 … 最高のディテールを求めるならこの設定 ノイズレベルもディテールも良好
- ISO6400~ISO12800 … 低照度時は良好であるが、ノイズは増加しディテールは飽和する
- ISO25600 … ノイズが強くなるので、可能であればこの設定は使わない事をお勧めする Web上でリサイズして使用するならあり
- ISO51200 … 最高ISO感度の使用は避けた方が良い
…と判断しています。