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キヤノン デュアルピクセルCMOS AF 平成30年度全国発明表彰「内閣総理大臣賞」を受賞

キヤノンが、平成30年度全国発明表彰において「デュアルピクセルCMOS AF」に関する発明で " 内閣総理大臣賞 " を受賞した事を発表しました。

「デュアルピクセルCMOS AF」に関する発明が「内閣総理大臣賞」を受賞

本発明は、デジタルカメラにおける高画質な撮影とスムーズなオートフォーカス(AF)を両立させた、撮像面位相差AF方式のイメージセンサーに関するものです。動画撮影においてもスムーズなAFを実現するために画素(光電変換部)の分離を試みましたが、その影響で撮影画像の画質が劣化するという課題に直面しました。そこで、分離した光電変換部の感度が互いに重複するように、分離部に工夫を施すことにより、分離されていない画素と同等の感度特性を得ることができました。

本発明は、2013年に世界で初めて製品化されて以来、現在も多くの製品に展開されており、動画撮影においてAFを使った新たな撮影スタイルを提供し、映像表現の幅を格段に広げ、映像文化を大きく発展させることに貢献しています。さらには、撮影画像とともに画素単位の「奥行情報」も取得できるため、被写体形状を立体的に把握できる次世代画像認識技術への応用も期待されています。 ※プレスリリースより

デュアルピクセルCMOS AFはEOS 70Dに初搭載し、最初は他機種への採用が進まなかったものの、今ではEOSカメラをはじめシネマEOSでも搭載され国内外で高い評価を受けるキヤノンカメラ主要機能の1つと言えるのはないでしょうか。

加えてキヤノンメディカルシステムズが「文部科学大臣賞」を受賞しました。