キヤノンが、1.2億画素 APS-H CMOSセンサー 120MXSM を量産・発売へ
キヤノンが、1.2億画素超高解像度CMOSセンサー「120MXSM」を2018年7月下旬に発売する事を発表しました。「120MXSM」はモノクロ対応センサーで、ラインアップ上カラー対応「120MXSC」も存在する模様。
キヤノンは、高精細化しているFPD（フラット・パネル・ディスプレイ）の検査を行うパネルメーカーや、検査用カメラを設計・製造するメーカーのニーズに応え、出荷検査基準をより高めたモノクロ対応の1.2億画素CMOSセンサー“120MXSM”を2018年7月下旬より発売します。※プレスリリースより
1.2億画素超高解像度CMOSセンサー「120MXSM」主な特長
- フルHD（1920×1080画素）の約60倍にあたる解像度
- 最高速度11.3Gbpsで1秒間に最高約9.4コマのスピードで出力できる高速読み出しが可能
- 高精細画像の連続撮影や、動体撮影にも対応
このセンサーは2010年に開発発表が行われたセンサーで、先日特集記事が掲載されましたが、どうやら今回の正式発表に向けた記事だったようです。プレスリリースを見る限り、すでに採用している事例があり、さらに改良を重ね本格的な量産・販売にこぎ着けた事が伺えます。
超高解像度センサーの強みを生かし、映像制作やデジタルアーカイブ、特殊監視などの用途でも活用することが可能とのこと。個人的にカラー対応「120MXSC」の動きが気になるところ。今後このセンサーを使用した機器が登場してくるかもしれません。
あと " CMOSセンサー 公式ページ " の存在を初めて知りました。