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キヤノン「メカニカルシャッターは、1/8000秒より高速にする事は難しい」

Lesnumeriques(フランス語)が、フォトキナ 2018 キヤノン・インタビュー記事を掲載しています。EOS R + RFレンズ中心の内容で、その中でメカニカルシャッターは " 1/8000秒 " より高速にする事は難しいと語っています。それ以上のシャッタースピードは、電子シャッターが必要となってきますがキヤノンにとって課題がある模様。

個人的にフランス語はまったく分からないので、Google翻訳で日本語と英語に変換して見てみると、一番最後の質問で…

  • メカニカルシャッターは、1/8000秒より高速にする事が非常に難しい
  • 電子シャッターを使用する必要があるが、ローリングシャッター現象などの問題に直面している
  • 現時点でシャッタースピードは1/8000秒を上限にしたいと考えているが、もちろんより高速化するべく開発していく
  • EVF リフレッシュレート 60fpsの場合も同様で、将来的により高速なシステムを提案していく

基本今回のインタビュー記事は、発表時にネット上で突っ込まれたRFシステムの弱点というか足らない所を記者に質問され、それに応える展開。「50mm F1.2はコンパクトではない」「ボディ内手ブレ補正機構(IBIS)は非搭載」「シングルカードスロットである」「4Kはクロップされる」…etc

50mm F1.2に関してはRFシステムにおけるレンズ設計の柔軟性の高さをアピールし、品質を重点に開発したと説明しています。EOS R ボディ周りの仕様に関しては、ユーザーからIBISの要望が高い事は分かっているとしながらもEOS Rの位置付けと " コンパクト " を優先したとのこと。EOS Rは最初のモデルで、改善余地がある事は認めているます。

EOS Rは国内で10月25日(木)発売予定、店頭先行展示は10月12日(金)から順次開始していく事も告知済み。先にニコン Z7の販売が開始されているだけに、EOS Rの登場が待ちきれないユーザーさんは多いのではないでしょうか。

ちなみにデジカメWatch(Impress Watch)が、「RF28-70mm F2L USM」「RF50mm F1.2L USM」に焦点を当てたインタビュー動画を公開していて…

  • ピントは、すごく浅い被写界深度でもデュアルピクセルCMOS AFで大丈夫、必要な精度は得られる
  • 高い精度が必要な部品は社内で作っている
  • 組み立て精度も求められ、設計通りに狙い通りの製品を安定して生産できるようにしている
  • お値段の事は…ねっ…納得して使っていただきたい
  • F2の標準ズームという新しいジャンルに入って行くのでこれまで撮れなかった写真を是非撮影して楽しんでいただきたい

…とコメントしています。