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キヤノン 2018年12月期第3四半期決算発表 デジタル一眼レフカメラ市場が想定以上に低迷

キヤノンが、2018年12月期第3四半期決算を発表しました。EOS Kiss Mのヒットでミラーレスカメラの売り上げは増加したものの、デジタル一眼レフカメラ市場が引き続き想定以上に低迷している事を明らかにしています。

業績ハイライトの中で、「デジタル一眼レフカメラやインクジェットプリンター等が低調に推移したことにより、売上高は4,479億23百万円(前年同期比1.8%減)となりました。」と掲載。2018年12月期業績予想では「コンスーマセグメントにおいてデジタル一眼レフカメラ市場が引き続き想定以上に低迷していることに加え、エリアセグメントやプロフェッショナルセグメントの進捗が遅れていること等により、想定していた売上・利益を下回ることが懸念されます。」と掲載しています。

決算短信(PDF)には…

当第3四半期連結累計期間は、EOS Kissシリーズ初のミラーレスカメラ「EOS Kiss M」がシェアNO.1を獲得する など大幅に増加したことにより、ミラーレスカメラの売上は増加しました。しかしながら、デジタル一眼レフカメラが市場縮小の影響により低調に推移したため、レンズ交換式デジタルカメラ全体の売上は減少しました。また、コンパクトデジタルカメラも市場の低迷により、売上は減少しました。

…と掲載しています。

キヤノンやニコンが、フルサイズミラーレス市場に参入した背景が見え隠れしているような結果となっていて、デジタル一眼レフ市場の縮小が顕著化しつつある事が伺えます。

キヤノンは、デジタル一眼レフとミラーレス双方を開発していく事を明言していますが、ミラーレスカメラ&レンズの開発に重点が置かれそうな予感。