キヤノン EOS RP 正式発表 小型軽量フルサイズミラーレス機
キヤノンが、エントリークラス(？) 小型軽量フルサイズミラーレス機「EOS RP」を発表しました。質量485gに抑え、キットレンズはRF35mm F1.8 MACRO IS STM。2019年3月中旬発売予定で価格はキヤノンオンラインショップで、ボディ単体 173,340円(税込)とのこと。
EOS RP 基本スペック
- 撮像素子 : 2620万画素 CMOSセンサー（デュアルピクセル CMOS AF対応）
- 描画エンジン : DIGIC 8
- 画像サイズ : 6240×4160 JPEG、RAW（14bit、キヤノン独自：CR3）
- フォーカス方式 : デュアルピクセル CMOS AF方 ※4K動画はコントラストAF
- シャッタースピード : 1/4000～30秒秒
- ISO感度 : ISO100～40000 (拡張 ISO50 / ISO51200 / ISO102400)
- 連写性能：5コマ/秒 RAW50枚
- 4K動画 : 4K 30p 120Mbps
- フルHD動画 : 1080 60p 60Mbps
- 背面モニタ : バリアングル式タッチパネル TFT液晶 3.0型 104万ドット
- EVF : 有機EL 0.39型（4：3）236万ドット
- 手ブレ : デュアルセンシングIS
- 防塵防滴仕様
- サイズ : 132.5（幅）×85.0（高さ）×70.0（奥行）mm
- 質量 : 485g（バッテリー、カードを含む）/ 約440g（本体のみ）
プレスリリースや製品ページを見る限り、小型軽量コンセプトを前面に打ち出していますが " エントリ―クラス " の文言は見当たりません。しかし限定500台のゴールドモデルも用意。市場が、ミラーレス版 6Dと見なすのか、フルサイズミラーレス Kissと見なすのか、新たな価値観を見い出すのか注目です。
EOS RP EOS MOVIE "RED in ordinary life" (CanonOfficial)
EOS RPは、4K 24pに対応していてすでに公式4Kサンプル動画も公開されています。RPは基本デュアルピクセルCMOS AFで動作しますが、4K動画撮影はコントラストAFになる模様。静止画サンプル画像も現時点で6枚掲載され仕上がり具合が確認可能です。
加えて「EOS RP スペシャルコンテンツ」が公開され、「EOS R システム ブランドサイト」も更新されました。この機種が、ミラーレスを再考しキヤノンのレボリューションが続く機種となるのでしょうか。※現時点でタイトルが変更されてしまいましたが、キヤノン・オーストラリアがEOS R紹介動画を「RETHINK MIRRORLESS: The Revolution Continues」というタイトルでYouTubeプレミア公開しました。
ちなみにキヤノンは、2019年レンズ交換式カメラ世界市場販売台数 " 約960万台 " を見込んでいるそうです。このうち何台がキヤノン製カメラになるのでしょうか。※2018年の世界市場販売台数は、約1,030万台。